東京都大田区にお住まいの先輩ママに、0歳のお子さんが公立認可保育園に入園した際のことをお話していただきました。
ひとり親のサポートが手厚くなることを希望
ひとり親で正社員として働かなくては経済的に厳しいため、保育園を利用しました。また、実家が近くではなかったため、親に子供を預けることもできませんでした。ひとり親であること、正社員であること、また子供には食物アレルギーがあったため、公立の保育園に入園するにあたり点数はほかの世帯よりも圧倒的に高かったです。そのため入園に関しては非常にスムーズに進みました。また、希望していた通り、看護師さんが常駐する保育園にも入れたので食物アレルギーに関しても安心しました。行政は事務的に処理をするだけなので、特に何も期待はしていませんでした。入園に関しても特に行政とかかわることはなかったため何ともいえませんが、ひとり親の家庭に対しては、もっと手厚いサポートなどが優先的に受けられるような仕組みがあってもよいのではないかと感じました。
園での子供の様子が知りたかった!
平日にイベントが開催されたことや、保護者会も平日午前中の開催だったので、休みを取ることが難しい状況の保護者にとっては参加しづらく感じました。実際、私はほとんどの保護者会に参加できませんでした。4歳くらいまでは、子供が少しでも体調が悪くなると、仕事中よく職場に電話がかかってきて、すぐにお迎えに来てほしいと連絡がきていました。私が正社員であったため、なかなか仕事も休んだり早退することができず、その際は仕方なく親や元夫にお迎えを依頼したこともありました。一方、保育園の先生には毎日細かいところまでよく見ていただき、感心しました。本当にありがたく思います。ひとつ悪い点をあげるとすれば、子供が年少の時までは、お迎えにいったときに一日あった出来事やほかのお子さんとのかかわりなどについて細かく先生が話してくださったのですが、年中にあがった年から、保育園の入り口にある掲示板のようなものに「今日は〇〇しました。〇〇でした。」など簡単に書かれているだけで、自分の子供が保育園で一日どのような様子で過ごしていたかを聞くことができなくなりました。連絡帳のようなものもなかったので、一体どのように過ごしていたのかを、子供本人の話からでしか知ることができませんでした。区の方針なのか園の方針なのかは不明ですが、預けている親としてはわが子の園での様子を知りたいのは当然です。これに関しては他の保護者からも不満が寄せられていたと聞きました。園の教育については、担任の先生のやり方にもよりますが、園全体では、社会でのルールや常識的なものは教えてくれたので良かったと感じています。ただ、まだひとりでトイレができないわが子に対して、「トイレができないなら赤ちゃんクラスに戻ってください!」と言ったようなので、それは教育する立場上いかがなものかと思いました。入園前の準備としては、毎日着る洋服は、自分が思っているよりももっと多く準備するべきだったと思いました。保育園でお着換えをしたり昼寝でおねしょをしたりと、毎日何枚も着替えることになるので、服は安いものをたくさん用意しておくとよかったと思います。
体調の悪い日も保育園に行かせていたのが、辛かった…
仕事を終えてすぐにお迎えに行って夕飯を作って、となかなか息つく暇もなかったので、夕食時にお酒を飲むことが唯一の息抜きでした。元夫からサポートを受けられるようなことはほとんどなかったため、私一人で対応していましたが、子供の体調が悪くなった際はお迎えに行ってくれたりしていたので、それに関しては感謝しています。辛かったのは、子供が4歳くらいまでは保育園で感染症にたびたびかかっていましたが、私は正社員で働いていたためなかなか休むこともできず、子供の体調が少し悪くても、無理をさせて保育園に預けざるえなかったこと。当時は仕方なかったのですが、本当に子供にはかわいそうなことをさせてしまったと思い、もうこのような思いは絶対にさせたくないと思っています。子供一人を保育園に預けるということだけでも、働いているお母さんひとりだけですべて対応するのは本当に大変だと思います。夫や親御さんなど、まわりの人にも手伝ってもらい、少しでも息抜きができるような環境で、お子さんと向き合ってあげてください。お母さんが心に余裕をもってお子さんに接してあげることで、お子さんも毎日安心して笑顔で保育園に行ってくれると思います。