東京都品川区にお住まいの先輩パパに、0歳のお子さんが公立認可保育園に入園した際のことをお話していただきました。
特殊な仕事形態、手帳のコピーが必須でモヤモヤ
夫婦共に自営業(私はパーソナルジムの経営、妻はフリーのインストラクター)で、時間も不規則な働き方をしていたため、預けざるを得ませんでした。品川区は第3まで希望を出す事ができ、結果自宅から一番遠い第3希望の保育園になってしまいました。ですが、一応待機児童にならずに預ける事ができたので、入りやすいと思ったほうが良いのかもしれません。しかし、事前情報として0歳児でないと公立認可保育園に入れるのは相当狭き門になるとの事でしたので、子供がかわいそうだなとは思いましたが、0歳から預ける事にしました。品川区は、他の区に比べると、まだ待機児童が少ないように思いました。結果的にスムーズに預ける事ができたのは、良い点だと思います。一方、保育園に預けるにあたっての審査が非常に厳しかったのを覚えています。前述の通り、我々はお互い自営業で毎日不規則な勤務体系でしたので、平日9:00~17:00勤務というわけではありませんでした。当日急に仕事が入る事もありましたので、こちらとしては毎日保育園に預けたかったのですが、本当に毎日保育園に預ける必要があるというのを証明するために、毎年必要提出書類に加えて、お互いの一年分の手帳のコピーを添付して提出していました。これは結構な労力で、もう少し信用してほしかったというか、後ろめたい事は何一つしていないのに、毎年この審査が苦痛でした。
忘れていたしつけをしてくれる園に、感動!
もっと、保護者同士が疎遠な感じではないかと思っていたのですが、案外ママ友やパパ友との親交が深く、保育園での悩み相談や、バーベキューしたり、そういう仲間ができたのは予想外でした。なので、いい意味で思っていたのと違いました。我々の仕事は、替えの効かない仕事でもあるため、保育園内での急な発熱等で電話が来ると、早急にお迎えに行かなければならなかったので、そこでお客様にご迷惑をおかけした事もしばしばあり、やはりそれが一番困ったことでした。毎年担任の先生は変わるのですが、どの先生も子供にしっかり向き合っていて、連絡帳にもその日の子供の様子を事細かに記載してくれました。私の知らない子供の一面を、それで何度気付かせていただいた事か。それは非常に感謝しております。悪い点は、頼まれて提出した誕生日カードなど、提出物の紛失が何度かあったこと。1歳児くらいから、給食の時には「手を合わせていただきます」とか、当たり前すぎてしつける事をうっかり忘れていたような、挨拶やお礼の言葉など、子供が自然に自宅で言えていた事に感動したのを覚えています。とてもいいルールだと思いました。悪いルールは特に思い当たりません。特に準備不足というものはありませんでしたが、0~1歳くらいまでは想像以上に子供の発熱や体調不良が多かったので、仕事の入れ方にもっと余裕を作っておけば良かったなと思いました。
パパ友・ママ友が、一生ものの友人になる!
子育ては圧倒的に妻のほうが、負担が多かったので、私は息抜きとかご褒美と言えるほど頑張っていたわけではありません。ただ、妻が仕事で遅くて私がお迎えに行った時は、子供と一緒に外でご飯を食べたり、銭湯に寄って二人で一日の疲れを癒したり、そんな事をしながら子供の一日の話を聞くのが息抜きになっていました。子供の送り迎えをはじめ、身の回りの世話から毎日の食事に至るまで、全て妻に任せっきりでしたので、妻のサポートに関しては良い点しかありません。むしろ私があまり子育てに参加できていなかったので、妻から見たら悪い点になっていると思います(今、まさにコメントを入れながら反省しております)。0歳から預ける事を想定すると、7年間通う場所になるので、先生方とのコミュニケーションや横の繋がりが大事になってくると思います。親同士は、同じ時間帯にお迎えに行けば、自然と話をするようになります。そのうちに気心が知れるようになり、子育ての不安感などを共有でき、それが非常に強みでした。今でも親交がありますし、きっと一生ものの友人達になっていくと思います。保育園はもちろん子供を預ける場所なのですが、大人も新たな出会いや、普段の生活では交わる事のない他業種の方々と仲良くなれるので、人としても一皮剥けられるのではないかと思います。親も楽しみながら保育園生活が送れるといいですね!