サンクレイドル東小岩のマンション評価

オススメの対象属性

ファミリー

このマンションの最も良い点

角住戸比率が約70％である。角住戸であれば、開放感を得られやすい。

このマンションの最も悪い点

小規模マンションのため、すでに管理組合は深刻な資金繰り難に陥っている。中間層向けマンションだが、中間層には購入できない物件だ。

評価詳細

住戸設計 1	見学した住戸の間取りは4LDKで、広さは74㎡。リビングルームは11畳、洋室は6畳と4.5畳、5畳が2室という構成となっている。しかし、5畳1室については住戸の中央に配置されており、窓がない。実質的には客間や納戸としか用途がない。住戸設計のバランスは悪い。
住戸環境 3	南西向きのマンションであり、ベランダ前方にあるマンションの影響で、一部の住戸を除いて日照条件は良好である。中層階以上の住戸であれば眺望は悪くはない。2つの洋室は共用廊下に面しており、プライバシーを守るために、猛暑の季節でも窓を開けることはできない。
使い勝手 3	キッチンと洗面室、トイレは近接して配置されており、生活動線には配慮されている。シンク部分はオープンキッチンとなっており、リビングルームにいる子供の様子を見ながら料理を作ることができる。浴室にはオートバス機能が設置されている。2015年に建てられた物件だが、室内設備はかなり簡素だ。
共用部分 3	管理人は日勤で常駐している。月額の管理費は15000円であり、高額だ。エントランスにはオートロックやモニター付インターホン、宅配ボックスが設置されている。建物内に2層式の駐輪場が設けられている。また、屋外に機械式駐車場と駐輪場が隣接して配置されており、歩車分離はされていない。
周辺環境 3	小岩駅から徒歩13分の場所に立地している。近所にコンビニがあり、徒歩5分圏内にスーパーのまいばすけっと、金融機関がある。また、駅前にはイトーヨーカドーなど多くの商業施設があるため生活利便性は良い。車で18分の場所には国立国際医療研究センター国府台病院がある。しかし、江戸川が氾濫した場合は、このエリアは広範囲に50㎝以上の高さまで浸水被害に遭う恐れがある。
総合評価 1	アーネストワンが分譲したマンションである。住戸内仕様については満足度が低い。建物内の駐輪場は満杯だ。しかも、総戸数がわずか26戸のため、月額の管理費と修繕積立金の合計額が約37000円に達している。管理組合の資金繰り状況は、ますます悪化していくと予想できる。このため、購入需要は少ないと考えられる。
コスト パフォーマンス 3	築9年のマンションであり、見学した住戸の売り出し価格は約5800万円だった。しかし、このエリアの人口はさらには増えず、ほぼ横ばいで推移していく可能性が高いようだ。また、日本銀行が短期金利を2026年中に1％まで上げると表明している。このため資産価値は上がりにくいと考えられる。