再開発ビル「虎ノ門アルセアタワー」2025年2月竣工！11店舗の飲食店導入

最終更新日：2025年02月21日

ビジネスとライフの両面を支え、環境にも優しいオフィスビル「虎ノ門アルセアタワー」が誕生！

虎ノ門エリアの再開発により「虎ノ門アルセアタワー」が2025年2月14日に竣工しました。
商業エリアには11店舗の飲食店が順次開業されます。

また、このタワーはデッキで2025年2月に虎ノ門ヒルズステーションタワーと接続し、2029年度に赤坂インターシティAIRとつなぐ予定です。

今回は、虎ノ門エリア再開発で誕生した虎ノ門アルセアタワーの概要やマイホームの環境対応について解説します。

この記事の編集者

住まいサーフィン編集部

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目次

• 1　虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業　業務棟
• -　オフィスワーカーの多様な働き方をサポート
• -　多様な用途に対応したスカイラウンジ
• -　マルシェゾーンと日常使いが可能な商業エリア
• -　虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業計画概要
• -　配置マップ
• -　環境対策・エリアマネジメントの取り組み

• 2　マイホームにも環境対応
• -　国の省エネに関する補助事業
• -　地方自治体の省エネに関する補助事業

• 3　港区のマンション相場価格

• 4　まとめ

1. 虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業　業務棟

_{※画像出典：日鉄興和不動産ホームページより引用}

2024年5月8日に、日鉄興和不動産、第一生命保険、関電不動産開発、東京ガス不動産、九州旅客鉄道、大成建設の6社が東京都港区の虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業 業務棟（虎ノ門アルセアタワー）について、ワーカーサポート施設の概要が決定したことを発表しました。

UR都市機構が東京都港区虎ノ門2丁目に新設する「虎ノ門アルセアタワー」は、国際都市にふさわしい高度医療に対応した虎の門病院をはじめ、防災・災害対応機能、緑道や広場を備えた街の整備を目的としており、2020年9月に工事が開始され、プロジェクトが始動していました。

再開発が行われる虎ノ門二丁目地区周辺は大使館や外資系企業が多く、国際色豊かな地域となっており、近年の都市開発によりさらなる発展が期待されています。そこで、本事業では虎ノ門アルセアタワーはオフィスを利用するオフィスワーカーの多様な働き方をサポートするだけでなく、建物を訪れるすべての人に対してリフレッシュができる場を提供します。

下記が具体的な取り組みです。

オフィスワーカーの多様な働き方をサポート

1～5名用を中心に、最大20名程度の大部屋対応も可能な個室とオープンエリアを併設したシェアオフィスを設置します。「WA（和、輪）＝ゼロ からの繋がり・広がりを築ける場所」をコンセプトに日鉄興和不動産が運営する会員制シェアオフィスを起用し、会議と懇親会の利用など多様なニーズに対応するコンファレンス、リフレッシュ機能を備えたフィットネス・バイクステーションを導入します。

外資系企業や外国人に対応するサポートサービスや、テナント向けにも接待時の店舗予約や手土産手配など、ビジネスに欠かせないコンシェルジュによるおもてなしサポートも提供します。

多様な用途に対応したスカイラウンジ

1人での利用や、ランチ・打合せなどグループ利用も可能な多様なシーンに使用できる空間が設備されます。

マルシェゾーンと日常使いが可能な商業エリア

1階にはバラエティ豊かなメニューが揃ったマルシェゾーンが設置され、11店舗の飲食店が手頃な価格の飲食を提供する予定です。2025年度に順次開業していきます。
そして、このマルシェはモバイルオーダーの活用やテイクアウトメニューにも対応し、カフェやコンビニなどの日常に欠かせない店舗も出店します。
オフィスを利用するビジネスマンだけでなく近隣の方も気軽に利用できる新たなスポットの誕生です。

では、虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業概要を詳しく見ていきましょう。

虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業計画概要

配置マップ

「虎の門病院」と隣接し、森ビル「虎ノ門ヒルズ　森タワー」に約徒歩6分という立地の良いタワーです。

※画像　東京ガス不動産ホームページより引用

また、虎ノ門アルセアタワーは、近年注目される環境負荷軽減にも取り組んでいます。

環境対策・エリアマネジメントの取り組み

高い省エネ性能の設備機器の採用や、日射負荷の低減による空調エネルギーの抑制を行ったことで、一次エネルギー消費量を41％削減することを達成しました。これにより、BELS5段階評価で最高ランクである星5つ「ZEB Oriented」認証（事務所部分）を2023年12月21日付で取得しています。また、「CASBEE建築（新築）」Sランクも2024年2月29日付けで取得しています。

「ZEB Oriented」とは、建築物の延べ面積が10,000㎡以上であり、もう一段階省エネ基準が上回るZEB Readyを見据え、外皮の高性能化と高効率な省エネルギー設備を整備し、更なる省エネルギーの実現に向けた措置がされた建築物のことを指します。事務所であれば、40％以上の一次エネルギー消費量削減が基準です。「CASBEE建築（新築）」Sランクとは、省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するシステムで、評価は「S」を最高位とし、他は「A」「B+」「B－」「C」のランキングが設定されています。

よって、虎ノ門アルセアタワーは、環境に配慮した省エネオフィスビルとなっています。

この省エネ性能はビルだけでなく、現在はマイホームにも欠かせないものとなっていきています。次の項で詳しくご紹介します。

2. マイホームにも環境対応

国は、2025年4月からすべての新築物件に対して「 省エネ基準適合義務化」すると発表しました。

虎ノ門アルセアタワーでも取り組まれている環境対応と同様に、自宅においても省エネ基準が適合された環境保全に配慮した建築が今後求められます。

省エネ基準適合を簡単にご説明すると、下記の取り組みになります。

一次エネルギーとは、石油、石炭、原子力、天然ガス、水力などを指します。家庭では一次エネルギーを変換・加工した電気、灯油、都市ガスなどの二次エネルギーが使われていますが、計量単位がそれぞれ異なるため、「一次エネルギー消費量」という統一の単位に換算し、総エネルギー消費量を基準以下にしようという取り組みです。この取り組みをすることで、限りあるエネルギーを効率よく使用し、環境を守ります。

また、外皮とは外壁・屋根・窓などの建物を覆っている部分のことであり、それらの熱の損失量を基準以下にすることで断熱性能を高め、外気温の影響を受けにくくします。

このように住まいを省エネ基準に適合させることで、無駄にエネルギーを使わずに、暖かい住まい・熱をため込みづらい住まいを作り上げ、暮らしやすいマイホームが増えていくことになります。マンションや戸建ての省エネ基準適合の義務化について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご一読ください。

しかし、現在のところ省エネ基準適合義務化は対象が新築物件のみとなっており、既存の住宅は該当しません。そこで、既存の住宅も省エネを意識し、暑さや寒さに左右されにくい暮らしやすいものとするために、国や自治体はさまざまな補助を行っています。

例えば、下記のような補助金を受け取れ、省エネ住宅へとリフォーム工事することができます。
※今年度は公募が終了したものもあるので、ご注意ください。

国の省エネに関する補助事業

地方自治体の省エネに関する補助事業

上記のご紹介した補助事業はほんの一部であり、国や自治体では省エネ改修に関する事業を多く行っています。ご興味のある方は、お住まいの自治体の事業を確認してみましょう。

また、当サイト住まいサーフィンでも「補助金を活用した最安リフォーム」について詳しくご紹介しています。ぜひこちらをご一読ください。

3. 港区のマンション相場価格

最後に、今回ご紹介した港区周辺の人気マンションの値上がり率や価格をご紹介します。

※2024年5月16日時点の価格情報となります。
中古時価は市況により変動します。最新の数値を確認したい方は物件名をクリックし、物件詳細ページにてご確認ください。

※一部数値は会員限定公開となります。
（無料会員登録・ログインで数値が表示されます）

4. まとめ

今回は、虎ノ門アルセアタワーの概要やマイホームの環境対応について解説しました。

環境対応の取り組みから、省エネ住宅にご興味がわいた方もいらっしゃるのではないでしょうか？

次々と新しい等級が創設されていて、住宅の省エネ性能の高さは進化を続けています。家の中の快適さは昔の住宅と比べ物にならないぐらいでしょう。
政府は省エネ性能が高い住宅を推進しているので、補助金や減税なども手厚いです。
どんな家を買うか悩んでいる人は、省エネ性能の高さにも注目してみてください。

2025年4月から、すべての新築住宅に省エネ基準適合が義務化されます。一定以上の省エネ性能は保障される一方で、価格が心配という方も多いのではないでしょうか。住宅価格の高騰は今後も続く見通しです。
また、住宅価格の高騰以外にも、将来の金利上昇、建築費高騰、人口減少といった不安要素は多くあります。住宅購入で後悔しないためには、やはり情報収集が重要です。

とはいえ、どうすれば良いか分からないという方も多いでしょう。
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▼PIVOT　5年後、都心のマンションはどれだけ値上がりするのか？

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