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住まいサーフィン編集部

高級賃貸マンション「パークアクシス」とは?特徴や魅力、家賃を解説!

2024年05月31日

更新日最終更新日:

高級賃貸マンションとして知名度が高い「パークアクシス(park axis)」シリーズ。
東京都心を中心に多数の物件を展開するパークアクシスは、特色のある商品企画で幅広い世代に人気があります。

本記事では、パークアクシスの魅力を解説するとともに、人気物件についてもご紹介します。

この記事の編集者

住まいサーフィン編集部

1998年開設、マンションの適正価格や資産価値を判断するための価格情報サイト「住まいサーフィン」が運営。
宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を保有し、不動産の専門知識を持つスタッフが自宅売買に役立つ情報を発信します。
売り手と買い手の情報格差が大きい住宅業界。
自宅購入で後悔する人を減らすため、業界の専門知識・データを分かりやすくお届けします!

Twitter:@sumai_surfin
Instagram:@sumai_surfin

1. パークアクシスとは?

パークアクシスとは、「三井不動産レジデンシャル」の高級賃貸マンションブランドの名称です。
都市生活者をメインターゲットに、東京23区を中心として神奈川や大阪、福岡などの地方都市に建てられています。

パークアクシスは港区をはじめとする東京都心に数多くの物件が存在しており、高級賃貸マンションと言われる理由が分かります。
東京23区内のパークアクシスを一覧でご紹介いたします。※全物件ではありません

行政区 名称
港区 パークアクシス溜池山王
パークアクシス青山一丁目タワー
パークアクシスプレミア南青山
パークアクシス青山骨董通り
パークアクシス南青山七丁目
パークアクシス元麻布
パークアクシス御成門
パークアクシス芝浦キャナル
千代田区 パークアクシス神田レジデンス
パークアクシス神保町
渋谷区 パークアクシス恵比寿
パークアクシス渋谷桜丘SOUTH・WEST
江東区 パークアクシス門前仲町テラス
パークアクシス豊洲
新宿区 パークアクシス新宿百人町
目黒区 パークアクシス目黒本町
品川区 パークアクシス池田山
台東区 パークアクシス上野三丁目
板橋区 パークアクシス赤塚
北区 パークアクシス西巣鴨

2. パークアクシスの魅力

高級賃貸マンションシリーズとして人気が高い「パークアクシス」。ここからは、パークアクシスの魅力を詳しくご紹介します。

運営・管理

パークアクシスの企画・運営は、「三井不動産レジデンシャル」です。

パークアクシスでは、企画から施工と各フェーズにおいて、厳格な品質管理が行われています。
例えば、防音性・耐震性を担保するために独自の基準を設けチェックがなされています。

さらにパークアクシスは、環境問題にも配慮した住まいです。
具体的には、住宅の断熱性能向上や「エコジョーズ」といった省エネ性能の高い住宅機器の導入など、CO2削減を目的とした取り組みが行われています。

マンション管理については、グループ会社の「三井不動産レジデンシャルサービス」により行われています。
入居後、水回りやガス、居室内の設備が故障した際には、管理会社によって迅速に対応してもらえますので安心です。

立地

パークアクシスは立地選定にこだわっています。

まず、パークアクシスでは、最寄り駅から物件まで徒歩で10分以内の場所が主に選定されています。
駅近物件は、電車をよく利用する方にはメリットが大きいです。帰宅が遅くなっても安心ですね。

合わせて、パークアクシスは都心アクセスの良さも重視して選定されています。
都市の中心地へのアクセスが良く、複数駅・路線が利用可能な立地を中心に建てられています。

デザイン性

パークアクシスは、外観・共用部デザインにも妥協しません。
「街との調和」「暮らしとの調和」をテーマに、それぞれの街に合わせてプランニングされています。

そのため、全ての物件が同じ造りとなっているのではなく、どの物件も街の雰囲気に合った美しいデザインです。
エントランスホールや廊下などの共用部にも一体感をもたせたデザインとなっています。

共用施設

パークアクシスは、高級レジデンスならではの豊富な共用施設を備えています。

全ての物件に共用施設が用意されているわけではありませんが、例として次のような施設が設けられています。

  • ● スパ、フィットネスジム
  • ● プール
  • ● ジャグジーバスを備えたゲストルーム
  • ● 車寄せ、バレーサービス
  • ● ラウンジ
  • ● コワーキングスペース
  • ● 居住者専用レストラン
  • ● ワインショップ

充実した共用設備を活用することで、高級マンションに住むメリットをより感じられるでしょう。

セキュリティ対策

パークアクシスはセキュリティ面にも配慮されています。

大規模マンションの一部ではダブルオートロックシステムが導入されています。
住民や来訪者と一緒に侵入する不審者を抑制することができます。

また、マンション内に防災センターが設けられ、警備員が常駐している物件もあります。
全ての物件でトラブル発生時は警備会社に24時間対応してもらえますので安心です。

ペット飼育が可能

パークアクシスはペット飼育OKの物件が豊富で、専用の足洗い場が設けられている物件もあります。

一般的に、賃貸マンションはペットが飼えない物件も多いです。ペットと一緒に暮らしている方は、物件探しに苦労している方も多いのではないでしょうか。
パークアクシスは、ペット連れで引っ越しを検討している方にとてもおすすめです。

パークアクシスの中には、エレベーターにペットボタンが設置された物件もあります。
ペットボタンとは、他の階でエレベーターを待っている人にペットが乗っていることを知らせる機能です。ボタンを押すと、乗り場のパネルにペットが乗っていることが表示されます。

動物が苦手な方、アレルギーの方との乗り合わせを回避できます。また、狭いエレベーター内でペット同士が鉢合わせするのを防ぐことができます。
集合住宅にはさまざまな方が住んでいますから、住民間での不要なトラブルを避けることができるのは安心ですよね。

3. パークアクシスの人気物件 家賃と周辺相場をご紹介

ここまで、パークアクシスの豊富な魅力をご紹介してきました。
続いては、パークアクシスの人気物件をピックアップしてご紹介します!

パークアクシス青山一丁目タワー

まず初めにご紹介するのが、「パークアクシス青山一丁目タワー」です。

パークアクシス青山一丁目タワーは、東京メトロ・都営地下鉄「青山一丁目」駅徒歩2分と超好立地の物件です。
さらに、地上46階・総戸数379戸の巨大なタワーであるため、周囲からの存在感も抜群です。

立地の良さや規模の大きさから知名度も高いので、一度住んでみたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

大きな車寄せが設けられ、バレーサービスが利用できるなど、高級物件ならではの設備も整っています。
専任のコンシェルジュが常駐しており、ホテルライクな暮らしを送ることができるでしょう。

パークアクシス青山ザタワーの価格情報についても見てみましょう。

パークアクシス青山一丁目タワーの家賃例

  • ● 11階 1LDK(54.62㎡)43.1万円
  • ● 18階 2LDK(83.93㎡)66.6万円

※2024年5月時点

パークアクシス青山ザタワーの最寄り駅である青山一丁目駅の家賃相場は下記となっています。

青山一丁目駅の家賃相場

  • ● 1LDKの家賃相場 30.8万円
  • ● 2LDKの家賃相場 55.2万円

※2024年5月時点 パークアクシスと同条件の間取りで調査

パークアクシスは高級物件ということもあり、周辺相場と比較し家賃は高めです。
周辺相場と比べ、1LDKで約4割・2LDKで約2割程度高いことが分かります。

パークアクシスプレミア表参道

「パークアクシスプレミア表参道」は、パークアクシスの上位ラインとなる”プレミア”を冠した物件です。
表参道駅徒歩4分の好立地でありながら、閑静な住宅地に建っています。

低層型の小規模レジデンスであり、静かな暮らしを送りたい方におすすめの物件です。

パークアクシスプレミア表参道の家賃例

  • ● 2階 1LDK(43.78㎡)33.1万円

※2024年5月時点

パークアクシスプレミア表参道の最寄り駅である表参道駅の家賃相場は下記となっています。

表参道駅の家賃相場

  • ● 1LDKの家賃相場 29.2万円

※2024年5月時点 パークアクシスと同条件の間取りで調査

パークアクシスプレミア表参道についても、周辺相場と比較し家賃は少し高めです。
周辺相場と比べ、1LDKで1割程度高いことが分かります。

パークアクシス月島マチュアスタイル

続いてご紹介する「パークアクシス月島マチュアスタイル」は、アクティブシニア向け賃貸レジデンスです。
マンションには専属スタッフ「アソシエ」が常駐しており、日常生活のお困りごとを相談できます。

また、パブリックリビングが設けられており、焼き立てパンの朝食サービスやカフェサービスもあります。
パブリックリビングでは住民同士の交流ができる点も魅力的ですね。

パークアクシス月島マチュアスタイルの家賃例

  • ● 2階 1LDK(40.05㎡)21万円
  • ● 7階 2LDK(57.03㎡)29.2万円

※2024年5月時点

パークアクシス月島マチュアスタイルの最寄り駅である月島駅の家賃相場は下記となっています。

月島駅の家賃相場

  • ● 1LDKの家賃相場 17.3万円
  • ● 2LDKの家賃相場 25.6万円

※2024年5月時点 パークアクシスと同条件の間取りで調査

パークアクシス月島マチュアスタイルは飲食提供していることもあり、周辺相場と比較し家賃は高めです。
周辺相場と比べ、1LDKで約2割・2LDKで約1割程度高いことが分かります。

パークアクシス板橋ミューズ

パークアクシス板橋ミューズは、パークアクシス初の完全防音マンションです。
24時間楽器演奏が可能で、グランドピアノも設置可能な住戸設計がされています。
動画撮影やe-Sportsを行いたい方にもぴったりの住まいです。

交通面においても利便性が高く、池袋まで1駅5分でアクセス可能です。

パークアクシス板橋ミューズの家賃例

  • ● 4階 1LDK(37.93㎡)17.5万円
  • ● 4階 2LDK(54.83㎡)26.5万円

※2023年7月時点

パークアクシス板橋ミューズの最寄り駅である新板橋駅の家賃相場は下記となっています。

新板橋駅の家賃相場

  • ● 1LDKの家賃相場 14.9万円
  • ● 2LDKの家賃相場 21.5万円

※2024年5月時点 パークアクシスと同条件の間取りで調査

楽器が終日演奏できるマンションは珍しく、周辺相場と比較し家賃は高めです。
周辺相場と比べ、1LDKで2割弱、2LDKでは2割強高いことが分かりました。

2024年5月現在、空室はなく人気物件であることが窺えます。

4. パークアクシスをお試し!1泊単位での利用も可能

パークアクシスは周辺相場よりも家賃が高いこともあり、契約を迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、パークアクシスの一部物件は、1泊・1か月単位と短い期間で住むことができます。

三井不動産レジデンシャルでは、「n’estate(ネステート)」という他居住拠点サービスを提供しています。
スマホで契約、家具家電付きの部屋を即日利用可能です。

パークアクシスは新築物件をメインに複数の物件が利用可能となっています。
2024年5月現在、n’estate(ネステート)で利用が可能なパークアクシス物件をご紹介します。

  • ● パークアクシス神楽坂・早稲田通り
  • ● パークアクシス池袋
  • ● パークアクシス豊洲キャナル
  • ● パークアクシス日本橋茅場町
  • ● パークアクシス本所吾妻橋サウスレジデンス
  • ● パークアクシス錦糸町スタイルズ
  • ● パークアクシス錦糸公園
  • ● パークアクシス横浜阪東橋
  • ● パークアクシス新栄
  • ● パークアクシス札幌植物園前
  • ● パークアクシス福岡県庁前
  • ● パークアクシス六本松

実際に暮らしてみることで街の住みやすさや治安等がしっかりと確認できます。賃貸や購入の前にお試しで利用してみるのもよいでしょう。

ちなみに、n’estate(ネステート)では部屋を貸し出してくれるだけではなく、滞在中のサポート制度も用意されています。
シェアオフィスの利用や、お子さんのいるご家庭向けに「一時預かり保育」「現地校への通学」といったサービスが利用できます。
ワーケーションや二拠点生活といった多様な暮らし方に対応する住まいとなっています。

5. 家賃補助を活用した賃貸暮らし 意外なリスクも!?

パークアクシスは高級マンションと言われるように、周辺相場と比較し家賃の高いマンションです。
そのため、家賃補助を活用した上で部屋を借りる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

具体的には、次のように考えてはいませんか?

  • ● 家賃補助が手厚いので使わなきゃ勿体ない
  • ● マンションが高騰しているし家賃補助があって良かった
  • ● 家賃補助がもらえなくなる40代で家を買おうと思っている

しかし、安易に賃貸暮らしを選択することにはリスクもあります。

ここ数年、物価上昇が急速に進み、インフレは今後も続いていく見込みです。
そのため、資産価値の高い都心マンションは、今以上に値上がりしていくことが予想されています。

いざ家を買おうと思った時には、手が出せない金額まで価格が値上がりしてしまう可能性があります。
住まいサーフィンが提供するコンサルティングサービスにも、実は最近「家賃補助が終わりそうなんだけどどうすれば良いか」という相談が増えています。

さらに、家賃補助が終わってからのマイホーム購入は選択肢が狭まってしまう可能性もあります。

その理由として、40代以降のマンション購入は、35年の住宅ローンを組むのが難しくなるためです。
ローン期間が短くなると、その分毎月の返済額が増えます。かつ住宅ローンの返済が終わるのは定年後となります。

このような状況となってしまっては、なおさら購入決断がしづらくなるでしょう。

それに対し、若いうちのマンション購入であれば、ローンも長期で借り入れができます。一生住むつもりでなくても、都心立地であれば将来的な売却も容易です。

家賃補助を利用しないのは損だと感じるかもしれませんが、会社員の与信を使わないのも勿体ないです。

そうは言っても、マイホームを今すぐ買うのは負担が大きいと感じる方も多いでしょう。
賃貸暮らしと比較し、毎月の居住費が大幅に上がってしまう事態は避けたいですよね。

ですが、高級賃貸マンションは周辺よりも賃料設定が高いです。
そのため、毎月の賃料とさほど変わらない金額でマンションが購入できる可能性があります。

さらに、毎月支払いとして消えていくだけの家賃とは違い、住宅ローンは掛け捨てではありません。
ローン返済として支払った金額の一部は、売却時に含み益として手元に戻ってくる可能性があります。

マンションを購入して10年住み、購入時と同額で売却できたというのは珍しい話ではありません。

不動産はインフレに強い資産と言われており、特に都心物件の場合は底堅い需要があり資産性が下がりにくいです。

ここからは賃貸と購入それぞれで収支を計算した結果をご紹介します。
賃貸で住み続けるべきか、マンションを購入すべきかどちらがお得かを確認していきましょう。

賃貸と購入 収支シミュレーション

今回は、パークアクシスの人気物件と近隣の中古マンションを例にシミュレーションしてみます。

前提条件

  • 家賃補助は毎月8万円支給されると想定
  • ● ローン金利は、35年ローン・金利0.6%で計算
  • ● 購入後、10年住んで売却する場合の収支比較

シミュレーション例1

最初に比較するのは、東京メトロ・都営地下鉄「青山一丁目」駅徒歩2分の「パークアクシス青山ザタワー」です。
11階 1LDK(54.62㎡)家賃43.1万円の物件を借りて、賃貸で暮らした場合、10年間の支出は次のようになります。

  • 賃料:43.1万円×12ヶ月×10年=5,172万円
  • 家賃補助:8万円×12ヶ月×10年=960万円
  • 入居時初期費用:賃料4か月分 172.4万円
  • 更新料:賃料1か月分×2年おき(4回)172.4万円
  • 支出合計:5,172万円-960万円+172.4万円+172.4万円=4,556万円

賃貸で暮らした場合、10年間の支出は4,556万円となりました。

続いて、購入した場合の支出を確認していきましょう。
赤坂駅から徒歩8分、青山一丁目駅から徒歩9分、総戸数518戸「パークコート赤坂ザタワー」を購入すると想定します。
4階 1LDK(55.85㎡)1億6890万円の物件を購入した場合、10年間の支出は次のようになります。

  • 月返済額:44.5万円
  • 毎月の支払額(ローン+管理費・修繕積立金):46.8万円
  • 購入時初期費用:物件価格の7% 1,182万円
  • 固定資産税:2年目以降の9年間(概算) 370万円
  • 支出合計:46.8万円×12ヶ月×10年+1,182万円+370万円=7,168万円

購入した場合、10年間の支出は7,168万円となります。
10年後に売却すると、手元にはいくら残るのでしょうか。

売却時の相場 売却額 10年後残債 売却額-残債 手数料 売却益
購入時より10%値上がり 18,579万円 12,420万円 6,156万円 563万円 5,593万円
購入時と同額 16,890万円 4,470万円 512万円 3,958万円
購入時より10%値下がり 15,201万円 2,781万円 462万円 2,319万円

購入時と同額で売却した場合、手元には4,000万円近くが戻ってきます。
家賃補助を利用して賃貸で暮らし続けた場合のトータルコストと比較し、1,300万円程度は得をする結果となりました。

シミュレーション例2

続いてシミュレーションするのは、東京メトロ・都営地下鉄「青山一丁目」駅徒歩2分の「パークアクシス青山ザタワー」です。
18階 2LDK(83.93㎡)家賃66.6万円の物件を借りて、賃貸で暮らした場合、10年間の支出は次のようになります。

  • 賃料:66.6万円×12ヶ月×10年=7,992万円
  • 家賃補助:8万円×12ヶ月×10年=960万円
  • 入居時初期費用:賃料4か月分 266.4万円
  • 更新料:賃料1か月分×2年おき(4回)266.4万円
  • 支出合計:7,992万円-960万円+266.4万円+266.4万円=7,565万円

賃貸した場合、10年間の支出は7,565万円となりました。

続いて、購入した場合の支出を確認していきましょう。
外苑前駅から徒歩3分、表参道駅から徒歩8分、青山一丁目から徒歩10分「青山ザ・タワー」を購入すると想定します。
5階 2LDK(86.53㎡)2億4500万円の物件を購入した場合、10年間の支出は次のようになります。

  • 月返済額:64.6万円
  • 毎月の支払額(ローン+管理費・修繕積立金):68.6万円
  • 購入時初期費用:物件価格の7% 1,715万円
  • 固定資産税:2年目以降の9年間(概算) 304万円
  • 支出合計:68.6万円×12ヶ月×10年+1,715万円+304万円=10,251万円

購入した場合、10年間の支出は10,251万円となります。
10年後に売却すると、手元にはいくら残るのでしょうか。

売却時の相場 売却額 10年後残債 売却額-残債 手数料 売却益
購入時より10%値上がり 26,950万円 18,016万円 8,933万円 814万円 8,119万円
購入時と同額 24,500万円 6,483万円 741万円 5,742万円
購入時より10%値下がり 22,050万円 4,033万円 667万円 3,366万円

購入時と同額で売却した場合、手元には5,000万円以上が戻ってきます。
家賃補助を利用して賃貸で暮らし続けた場合のトータルコストと比較しても、3,000万円ほど得をする結果となりました。

シミュレーション例3

最後にシミュレーションするのは、都営三田線 「西巣鴨」駅徒歩5分の「パークアクシス滝野川ラ ブリーズ」です。
コンシェルジュ付きの物件でホテルライクなサービスが受けられる高級物件です。

2階 2LDK+WIC(70.92㎡)30.5万円(管理費:1.5万円)の物件を賃貸で暮らした場合、10年間の支出は次のようになります。

  • 賃料:32万円×12ヶ月×10年=3,840万円
  • 家賃補助:8万円×12ヶ月×10年=960万円
  • 入居時初期費用:賃料の2か月分 61万円
  • 更新料:賃料の1か月分×2年に一度(4回)122万円
  • 支出合計:3,840万円-960万円+61万円+122万円=3,063万円

賃貸で暮らした場合、10年間の支出は3,063万円となりました。

続いて、購入した場合の支出を確認していきましょう。
都営三田線「西巣鴨」駅徒歩3分の「パークタワー滝野川」を購入すると想定します。
駅至近のタワーマンションであるため、エリア内で存在感の大きい物件です。

23階 2LDK(73.19㎡)9,180万円の物件を購入した場合、10年間の支出は次のようになります。

  • 月返済額:24.2万円
  • 毎月の支払額(ローン+管理費・修繕積立金):27.7万円
  • 購入時初期費用:物件価格の7% 642万円
  • 固定資産税:2年目以降の9年間(概算) 441万円
  • 支出合計:27.7万円×12ヶ月×10年+642万円+441万円=4,407万円

購入した場合、10年間の支出は4,407万円となります。
10年後に売却すると、手元にはいくら残るのでしょうか。

売却時の相場 売却額 10年後残債 売却額-残債 手数料 売却益
購入時より10%値上がり 10,098万円 6,750万円 3,348万円 309万円 3,339万円
購入時と同額 9,180万円 2,430万円 281万円 2,149万円
購入時より10%値下がり 8,262万円 1,512万円 253万円 1,259万円

購入時から10%値下がりしても、手元には1,200万円以上が戻ってきます。
ただし、家賃補助を利用して賃貸した場合と比較した場合のトータルコストは、85万円ほど損をする結果となります。

しかし、長く住むほどに残債額は減っていくため、売却時に戻ってくる金額も大きくなります。
20年所有して売却した場合のシミュレーションを確認してみましょう。

まず、先ほどの物件を賃貸して住む場合、20年間の支出は次のようになります。

  • 賃料:32万円×12ヶ月×20年=7,680万円
  • 家賃補助:8万円×12ヶ月×20年=1,920万円
  • 入居時初期費用:賃料の2か月分 61万円
  • 更新料:賃料の1か月分×2年に一度(9回)274万円
  • 支出合計:7,680万円-1,920万円+61万円+274万円=6,095万円

賃貸した場合、10年間の支出は6,095万円となりました。
続いて、購入して住む場合、20年間の支出は次のようになります。

  • 月返済額:24.2万円
  • 毎月の支払額(ローン+管理費・修繕積立金):27.7万円
  • 購入時初期費用:物件価格の7% 642万円
  • 固定資産税:2年目以降の19年間(概算) 758万円
  • 支出合計:27.7万円×12ヶ月×20年+642万円+758万円=8,048万円

購入した場合、20年間の支出は8,048万円となりました。
20年後に売却すると、手元にはいくら残るのでしょうか。

売却時の相場 売却額 20年後残債 売却額-残債 手数料 売却益
購入時と同額 9,180万円 4,171万円 5,009万円 281万円 4,728万円
購入時より10%値下がり 8,262万円 4,091万円 253万円 3,838万円
購入時より20%値下がり 7,344万円 3,173万円 226万円  2,947万円

購入時より20%値下がりした場合でも、手元には3,000万円弱が戻ってきます。
家賃補助を利用して賃貸で暮らし続けた場合のトータルコストと比較して、1,000万円ほど得をする結果となりました。
20年間同じマンションに住み続けるのであれば、大きく得をする結果となります。

さてここまで、いくつかのシミュレーション結果を見ていただきました。
今回ご紹介したいずれのパターンも、物件価格が値上がりした場合には含み益はさらに大きくなります。

 家賃補助を利用して賃貸すれば、毎月の出費は抑えられます。しかし、家賃として支払ったお金は掛け捨てです。
価格が高い都心マンションの場合、長期的に見ると購入の方がお得なことをご理解いただけたのではないでしょうか。

今後も家賃補助を利用して賃貸暮らしを続けるべきか否か、より詳細に検討したい方はこちらの記事をご覧ください。
家賃補助を使った賃貸暮らしと購入どちらがお得かを、長期保有を想定してシミュレーションしています。

家賃補助(住宅手当)は甘い罠?短期的なメリットと補助終了後の長期的なデメリットとは

6. まとめ

本記事では、「パークアクシス」シリーズの魅力と人気物件について詳しくご紹介しました。
一般的な賃貸住宅と比較し、グレードが高く住み心地が良いパークアクシス。
週末や休暇を利用して、試しに住んでみるのも面白そうですね。

また、お試しで短期居住する際、周辺の中古マンションの見学に行き、比較検討するのもおすすめです。
賃貸と購入、それぞれにメリット・デメリットがあります。
後から買えばよかったと後悔しても遅いので、ご自身に向いている住まいがどちらなのか一度整理してみてはいかがでしょうか。

さて、中古マンション選びの際には、売り出し価格が妥当かをチェックすることが大切です。
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