住まいサーフィンの「今、旬なマンションランキング」。「大阪 北摂」に最寄駅駅名に「千里」の付くマンションが15物件ある。ランキング内に記載されている物件が全部で30物件なので、北摂にある人気物件の半分は「千里にある」ことになる。
画像:住まいサーフィン「今、旬なマンションランキング」
さて、千里とはどこなのだろうか?
ランキングに出てくる駅は以下の4つ
駅 | エリア |
---|---|
阪急千里線「北千里」駅 | 大阪府吹田市 |
阪急千里線「南千里」駅 | 大阪府吹田市 |
JR東海道本線「千里丘」駅 | 大阪府摂津市 |
北大阪急行電鉄「千里中央」駅 | 大阪府豊中市 |
これ以外にも
阪急千里線「千里山」駅 | 大阪府吹田市 |
があり、千里とは大阪府吹田市を中心としたエリアにありそうだというのがわかる。
駅名にも多く使われているこの「千里」。その元となっているのは駅名でもある千里山らしい。箕面、豊中から吹田、茨木にかけての広大な山というよりも丘陵エリア全体が千里山で、昭和37年に初入居が始まった日本最初のニュータウン「千里ニュータウン」により一気にその知名度が広まった。
ただ関西在住者にとって「千里」とはどこを指すか、は少し難しい問題だ。駅名だけを見ると「千里中央」駅界隈を指しそうにも思えるが「千里中央」駅は千里ニュータウンの西の端。「北千里」駅「南千里」駅は文字通りニュータウンの北と南にあり中心とは言い難い。関西人にとって「千里」とは、あくまでニュータウン全体を指すものといってよい。
この千里界隈に行く際に気をつけて欲しいのが行き先と駅名の位置関係。「はい、千里ね、わかるわかる」などと早合点すると面倒なことになる。上記の駅名を見て欲しいが、それぞれの駅は北大阪急行、JR、阪急と路線が異なり、乗り換えで移動するのも難しい。実際に筆者の知人も千里丘と千里山を間違え、急いでタクシー移動した人がいる。ちなみに「北千里」と「南千里」の間には別の駅が一駅がある。「中千里」とか「千里」になりそうだが、こちらの駅名は「山田」。千里界隈に行かれるときは行き先と駅名にお気をつけて。