資産価値が落ちないマンションはいつでも転売して残債権が返せると言う意味で優良な資産と位置づけることができます。
逆に資産価値が落ちてしまうマンションは転売した売却代金の手取りで残債権が返せないので、売るに売れない状況に陥り易いものです。
新築分譲価格は積算価格(土地+建築費+利益)で決定され、中古は市場取引価値で決まります。市場価値が立地や商品企画や施工状態や管理状態の総体を指す実質価値に対して、新築価格は売主の都合価格となります。
このギャップが中古騰落率ということになります。
今回2008年の1位は三菱地所となりました。他の調査結果で新築時価格が価値の割りにリーズナブルと判断されたりもしているので、値落ちしにくいというのは実感値にも近いものだと思われます。
また、全体平均(-2.5%)に対して1割以上上回る9%アップというのはサンプル棟数も多いたけに評価できるものと思います。
詳細な結果はこちら
https://www.sumai-surfin.com/producer/press_090904.php
マンションは(購入-売却)/居住年数で利用価値が定義できます。
購入する時の価格だけでなく、(想定でも)売却価値を含めて、購入判断することの重要性をここに説いておきたいと思います。
[第214号]中古騰落率最新版公表(9/7)
2009年09月07日