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幼稚園には、2年保育と3年保育があります。
お子さんの入園を考えたとき、2年保育と3年保育どちらに入れたいですか?
また、それぞれどんな違いがあって、どちらが多いのでしょうか。
今回の記事では、2年保育と3年保育のメリット・デメリット、そしてどちらが多いかについて解説します。
迷っている方は是非この記事を読んでいただき、どちらにするかの決め手になれば幸いです。
目次
1.2年保育と3年保育って何?何歳から?
まず初めに、2年保育・3年保育とは何なのか解説します。
幼稚園には一般的に2年保育と3年保育があり、2年保育は子どもが4歳になって最初にくる4月に入園し、2年間幼稚園に通うことを言います。
つまり、2年保育では年中の学年から入園するということになります。
そして3年保育は3歳になって最初にくる4月から幼稚園に入園し、3年間幼稚園に通うことを言います。
つまり、年少の学年からの入園です。
2年保育と3年保育どちらにするかは親御さんの自由ですが、2年保育があるかどうかは幼稚園によります。
幼稚園のHPや園見学などで確認し、ご家族で相談して選んでくださいね。
2.2年保育と3年保育どちらが多いの?
次に、2年保育と3年保育どちらが多いのか見ていきましょう。
令和4年度学校調査によると、全国の幼稚園(公立・私立)の3歳児と4歳児の入園者数はこのようになっています。
3歳児入園者数(3年保育) | 185,600人 |
---|---|
4歳児入園者数(2年保育) | 24,732人 |
※満3歳に達する日以降の翌年度4月1日を待たずに随時入園した者(6,546名)は、3歳児入園に含める
この調査結果を見ると、4歳児よりも3歳児で幼稚園に入園する子、つまり3年保育の方が圧倒的に多いことが分かります。
2年保育の定員数が少ない園や、そもそも2年保育がない園もあるので、それらも関係しているのかもしれませんね。
または、2年保育の園が少ないのは、4歳児での入園を希望する方がそれほど多くないから、ということが予想されます。
あとは兄弟で先に上の子が通っていたら、下の子も入園できる年齢から幼稚園に入園させようと考えているご家庭が多いのかもしれません。
ただし、3歳児よりは少ないとはいえ、4歳児で入園している方は24,732人もいます。
また、5歳児入園(1年保育)の方は12,362人でした。
元々は保育園に通っていたものの、金銭面または教育面などの理由から、途中から幼稚園に通うという方もいらっしゃるようです。
このように3年保育以外の方も多くいらっしゃいますので、心配せず、いつ幼稚園に入れるのかはご家族の方針に沿って決めましょう。
3.それぞれのメリットとデメリット
次に2年保育と3年保育のメリット、デメリットについて見ていきましょう。
2年保育
2年保育のメリット
- ● 親子一緒に過ごせる時間が長い
- ● 習い事へ時間に縛られずに通うことができる
- ● 幼稚園に通わない分、費用もかからない
2年保育のデメリット
- ● お友達が3年保育の場合、遊びづらくなってしまう
- ● 2年保育がある幼稚園を探さなければならず、選べる幼稚園が限られてくる
幼児期のうちにたくさんの時間を子どもと一緒に過ごせるというのは、大きなメリットと言えます。
生活習慣を見直すことができますし、おむつがなかなか取れない子には時間をかけてトレーニングすることができます。
また、今はいろいろな習い事があるので、幼稚園の時間を気にせずやりたいことに時間をかけてあげられるのもいいですね。
しかし、仲がいい子が3年保育だった場合、なかなか遊べなくなってしまいます。
一般的には2年保育よりも3年保育の方が枠が大きいため、2年保育で入園するとお友達の環境が子どもも大人も既にできていることが多いです。
そのため、馴染むのに時間がかかってしまう場合もあります。
3年保育のクラスの中に2年保育の子たちが入る場合だけでなく、2年保育と3年保育でクラスが違うこともあるので、クラス編成についても幼稚園のHPや園見学などで最初に確認しておくと良いでしょう。
3年保育
3年保育のメリット
- ● 集団生活の中でルールや協調性などを学べる
- ● 子どもも大人も友達を作りやすい
- ● 預かり保育※が2年保育の人よりも早く利用できるようになり、短時間でも長時間でも共働きしやすくなる
- ● 幼稚園で様々な行事・イベントを経験できる
- ● おうちの人の時間が作りやすくなる
※預かり保育とは、幼稚園の保育時間の前後に延長保育として預かってくれるサービスです。
幼稚園によっては預かり保育が無い場合や費用がかかることがあります。
3年保育のデメリット
- ● 子どもと一緒に過ごす時間が少なくなる
- ● 2年保育よりも1年分多く費用がかかる
早くから幼稚園に通うことで、様々な刺激を受けたり、先生やお友達を見て真似をするようになったり、自分でできる喜びを知ったりすることができます。
お友達ができるだけでなく、集団生活から様々なことを学んでくれるのは、親としても嬉しいですね。
幼稚園に通っている間、おうちの人は自由時間となります。
今までよりも時間が作れるので、仕事に復帰する方もいるでしょう。
一方で、子どもと一緒に過ごす時間が少なくなるため、親御さんも最初は寂しいかもしれませんね。
また、入園までに生活習慣を整えなければならないので、トイレトレーニングを始めたり、幼稚園の時間に合わせて起きる時間を変えたりなど、生活を少しずつ変えていかなければなりません。
3年保育の場合は、2年保育よりも1年分多く費用がかかってしまいます。
幼保無償化により、幼稚園の利用料については月額2.57万円まで無償です。
しかし私立幼稚園だと毎月の利用料が2.57万円以上のところもあり、無償化上限を超えた分は各ご家庭での負担となります。
また、行事費や通園送迎費などは自己負担のため、入園することで様々な費用が発生します。
4.幼稚園には、他にも4年保育やプレ保育がある!
実は2年保育や3年保育のほかにも、4年保育やプレ保育もあります。
何が違うのか見ていきましょう。
4年保育(満3歳児クラス、年少少、年少々、年年少)
4年保育で入園した場合、年少クラスより一つ学年が下のクラスになります。
4年保育は3歳の誕生日を迎えたら入園できるので、年度の途中入園になり、毎月お友達が増えていきます。
2年保育と3年保育と同様、毎日幼稚園に通い、年齢に合ったカリキュラムを受け、保育時間を過ごします。
園バスがある幼稚園であれば、園バスの利用もできるかもしれません。
後述のプレ保育と違って本格的に幼稚園へ通うことになるので費用はかかりますが、早くから幼稚園に慣れることができますよ。
幼稚園によっては年少クラスに混ざって保育を受けることもあります。
その場合はもう1年年少クラスにいることになるので、結果として長く年少クラスで過ごすことになるようです。
4年保育を考えている方は、通いたい幼稚園に4年保育があるのか事前に確認しましょう。
プレ保育(プレ幼稚園、未就園児クラス、プレスクール)
プレ保育とは、幼稚園に入園する前(2~3歳)に幼稚園で行うことの一部を体験できる保育のことを言います。
幼稚園によって通う回数や費用、年齢、実施時間は様々です。
プレ保育がない幼稚園もあります。
自分のお子さんを3~4歳から幼稚園に入れようと考えている方は、入園するための練習となりますね。
こちらも入園を考えている幼稚園にはプレ保育があるのか、ぜひ確認してみてください。
また、人気園や定員が少ない園だと枠がすぐに埋まってしまうことがあるので、プレ保育の参加を決めたら早めに申込みすることをおすすめします。
プレ保育については、下記の記事で詳しく解説しています。
最後に、早生まれのお子さんをお持ちのパパママさんに向けて、2年保育と3年保育どっちがいいのか解説していきます。
5.早生まれの子供は2年保育と3年保育どっちがいい?
早生まれのお子さんの場合、小さなうちは成長の差をどうしても感じてしまいがちです。
4月生まれと早生まれの3月では約1歳の差があるため、幼稚園に預けることを心配されるパパママもいるでしょう。
では、早生まれのお子さんの入園時期を悩んでいる方に、2年保育と3年保育のメリット・デメリットをご紹介します。
早生まれの2年保育
メリット
- ● 親元である程度大きくなってから入園させることで、親側の安心感がある
- ● 身の回りがある程度できてから入園するので、子供の心への負担が減る
デメリット
- ● 3年保育の子供が多いので、既に慣れているカリキュラムに子供が追いつくのに時間がかかる可能性がある
早生まれの3年保育
メリット
- ● 周りは4歳近くでの入園になるが、早生まれは3歳近くでの入園になるので、早い段階から教育を受けられる
- ● 成長が早い子から刺激を受けて、できなかったことができるようになることがある
デメリット
- ● 最初だけ集団生活についていくことが難しく、苦手意識を持ってしまうことがある
子供の成長や性格に合わせて、2年保育・3年保育を選ぶことをおすすめします。
6.まとめ
今回の記事では2年保育と3年保育についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
2年保育よりも3年保育が主流ということもあり、2年保育を行っている園はそれほど多くはありません。
2年保育に入れようと思っている方は、探すのが大変かもしれませんが、幼稚園のHPや見学などに行って聞いてみると良いでしょう。
どの学年に入れようか悩むかと思いますが、「この学年からの入園が多いから、自分たちもその学年にする」とするのではなく、ご家庭の都合やその子に合った幼稚園をご家族で相談して決めてください。
4年保育の場合はお子さんと一緒にいる時間が少なくなってしまいますが、子どもは幼稚園に慣れてしまえば毎日楽しく通うようになります。
どの学年で幼稚園に入園しても最初はみんなおうちの人と離れるのが寂しくて泣いてしまうものと思って、笑顔で背中を押してあげましょう。
お子さんが生まれ、住み替えを検討している方へ
本記事をお読みの方の中には、出産、お子さんの入園、進学等のタイミングで住まい選びを考えている方も多いのではないでしょうか。
当社アンケートでも、お子さんが生まれた、若しくは、入園や進学のタイミングに部屋が手狭になったという回答がマイホームを購入した理由の第1位と第2位でした。
しかし、いざ購入しようと思っても、物価高や金利上昇、マンション価格高騰といった不安要素が多くあるご時世なので、購入に踏み切るには勇気がいりますよね。
マンション購入で後悔しないためには、より一層の情報収集が重要です。
とはいえ、どうすれば良いか分からないという方も多いでしょう。
そんな方におすすめしたいのが、当サイト住まいサーフィン代表の沖有人が過去に出演した動画メディアです。住まい選びの参考になるので、是非ご覧ください。
▼PIVOT 5年後、都心のマンションはどれだけ値上がりするのか?
▼NewsPicks プロだけが知る「令和の不動産売買」【沖有人vs中山登志朗】
さて、ここで皆様に質問です。
初めてのマンション購入で一番注意すべきことは何かご存じでしょうか?
デザイン?
間取り?
周辺環境?
価格?
すべてマイホームにおいて大事な要素なので、重視すべきこととしては正しいです。
ですが一番注意すべきことは、家の資産価値となります。
資産価値って、お金や資産を持っている人だけが考える事でしょ?
今はとにかく、子育てに時間とお金を取られて、生活するだけで精一杯。
資産価値なんて考える余裕もない。
なるべく身の丈にあった、安価なマイホームを買うつもり。
このように考えていないでしょうか?
詳しい理由はこちらの記事をご覧いただきたいのですが、「資産価値」を重視した住まい選びは、儲け話ではなく、「将来の安心」や「万が一の備え」になります。
資産価値を重視した住まい選び=「儲ける・購入時より値上がりする」など資産を増やすため、という考え方が一般に浸透しています。
しかし、資産価値とは増やすためだけのものではありません。
資産価値がある家は「損しない・値下がりしづらい・負債にならない」といった面があり、リスクヘッジになります。
そのため、多くの予算を持たず、リスクを取れない大多数の自宅購入検討者こそ、リスクヘッジのために「資産価値」を重視すべきなのです。
将来のリスクとしては、このようなことが挙げられます。
家を購入してから数年後、こんなことが起きるかも・・
- ● 景気悪化による給与減額・解雇等、金銭面の悪化
- ● 海外赴任・転勤・交通事故・離婚・結婚・出産等の環境面の変化
- ● 子供のいじめ・近隣との騒音トラブル等の外的要因
上記はほんの一例ですが、これらはいつ誰にでも起こり得ることです。
そして、そんなときにはこのような対応策を取ることになるでしょう。
- ● 自宅を売却しローン残債を完済し、別の住居へ住み替える
- ● 賃貸に出す場合は、金利が高い賃貸ローンに借り換えするか、住宅ローンを全額返済する
上記をいつでも実施出来れば、万が一の場合でも怖くありません。
しかし、資産価値がないマンションを購入してしまうと、こんな事態になってしまうかもしれません。
- ● 自宅を売却したくてもローン残債より売却額の方が低く、住み替えできない
- ● 賃貸に出したいけど、賃貸ローン(不動産投資ローン)だと収支がマイナスになる
このように、資産価値がないマンションにすると、いざというときに行き詰まってしまうかもしれません。
つまり、どのような方であっても、資産価値の高いマンション購入が重要なのです。
しかし、資産価値の高いマンションはどうやって見つけるのでしょうか。
スーモや近所の不動産屋さんには、資産価値の情報は載ってないので分からないですよね。
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