自宅を購入している人たちは「住居費」にどのくらい支出しているのかを国土交通省がまとめていたので、ご紹介します。
「住まい」にかける費用はどのくらい?
平成26年(2014年)は、実収入の16%を住宅費用に充てているというデータになっています。
出典:www.mlit.go.jp/common/001036804.xls
一般的に額面月収の20~30%程度まで、住宅ローンを組めると言われます。
FPの先生方は「もっと抑えるべき」とおっしゃったりします。
モデルルームの営業の方も「住宅ローンをフルで組めば…ですが、現実的には…」と住宅ローンを組める額と現実的な線の2つを案内してくれることが多いです。
- ■具体的にどのくらいで買っているの?
- 友達に「あなたは年収がどのくらいあって、いくらのマンション買ったの?」とは、聞きづらいですよね。
D悟さん 32歳 年収550万(額面)
E子さん 31歳 年収480万(額面)
結婚前から一緒に暮らしており、家賃に15万払っていました。
家賃を払い続けるのはもったいないので、結婚を機に購入することを検討し始めました。
貯金は現金が355万円、E子さんのご両親から購入するなら380万円を援助すると申し入れがあったようです。。
そこで頭金に500万円くらい入れようと考えていました。
インターネットで湾岸のマンションが目に留まりました。
湾岸の物件を中心に20物件ほど資料請求し、10物件のモデルルームに訪問し、最終的に73平米の5230万円台の住戸を契約しました。
自分たちには手が出ない価格だったのですが、D悟さんがお父様に話すと、500万円を援助してくれることになったようです。
これが2人の決断を後押ししました。
まだ入居前ですが、住宅ローンは4300万円を借り入れる予定だということです。
金利1%で毎月の返済は12.1万円、そこに管理費や修繕積立金を加算すると15万弱の支払になる予定だということです。
自分たちだけで資金をまかなうのではなく、両家から援助があったことは非常に幸運なことです。 - ■マンションを買える環境
- 以上のように、マンションを買うカップルは、他の人たちよりも収入が多いから決断している人だけではなさそうです。
大事なことは、現実的にマンションを買える環境が整っているということです。
住まいサーフィンが実施している購入意識調査によると、マンションを検討している人の3割が親からの資金援助を受ける予定と回答しています。
援助(予定)額の平均は726万円でした。
マンションは高い買い物なので、自分たちだけではなく、援助を受けて購入できれば、助かりますね。 - ■環境が整ったら次は情報収集
- 状況が整ったからと言って、気に入ったものに飛びつくのはやめたほうがいいでしょう。
ここ数年マンション価格は上昇傾向にあり、損をしにくい市況ではありました。
ですが皆が得をしているわけではありません。
重要なのは『不動産の情報』です。
長い人生何が起こるか分かりません。
売却することを想定し、できれば資産価値のあるマンションを購入したいですよね。
価値があるマンションかどうかを判別する目利き力を養うために、マンション情報をチェックしましょう。
SUUMOやHOMES、athomeなど物件の検索サイトは数多くあるのでそこで価格をチェックするのも一つの手です。
そこに掲載されている価格が妥当かどうかを判断する時は『住まいサーフィン(https://www.sumai-surfin.com/)』を見るといいでしょう。
駅別の相場価格や利回り、新築マンションの適正価格や中古マンションのリアルタイム査定などができます。