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住まいサーフィン編集部

[第64号]お部屋を選ぶ時はどんな間取りを選ぶと良いの?:住まいサーフィン編集部によるマンション知識

2016年07月24日

今回は、東京23区の賃貸物件の間取りなどについて説明します。

一人暮らしをするとき、東京23区ではどんな間取りを選ぶのが良いのでしょうか?

東京23区内の単身用賃貸は、1Kが主流

東京23区の賃貸マンションの募集データを、間取りと築年数別に集計したのが下記グラフです。

*データ提供元:住まいサーフィン(調査年:2015~2016年)

一番選択肢が豊富なのは1K

単身者が首都圏で部屋探しをするとき、一番選択肢が豊富なのは1Kです。東京23区の場合、1Kが一番募集物件の数が多く、築年数の偏りもありません。キッチンのない1Rというタイプは意外と数が少ないので、特にキッチンが必要なくても、1Kも選択肢に入れた方がいいでしょう。

平均面積は、1Rも1Kも25m2で、さほど違いはありません。 ただ、築20年を超えた賃貸マンションに絞ると、平均面積は20m2になります。 これは、いわゆる「ワンルームマンション規制」と言われる条例が出来る前の物件が多くなるのが理由です。

区によって内容は違いますが、ワンルームマンション規制と言われる条例は、
・面積が小さすぎる部屋を作ってはいけない
・面積が小さい部屋を作る時は、大きな面積の部屋もセットで作らなくてはいけない

というものです。
ワンルームマンション規制導入前の物件は部屋の面積も狭く、現在では不人気な3点ユニット (風呂とトイレと洗面台が一緒になっているユニットバス)である事が多くなります。

23区内では、2K以上の賃貸物件は少ない

また、2K以上の賃貸物件は、 築10年以上の割合が多く、8割以上を占めます。築年にこだわると、23区内では選択肢が一気に狭くなることを知っておきましょう。平均面積で考えると1LDK、2K、2DKは、42m2前後となっており、あまり変わりがないため、築浅にこだわるという人は、築浅が多い1LDKを探す方がいいかもしれません。もしくは、「初めは築年を妥協した賃貸物件に。頑張って貯金して頭金を貯めて分譲マンションを購入する!」というのも一つの選択肢になるかもしれません。

Author:いちご 先生 (住まいサーフィン編集部員)

ファイナンシャル・プランナー1級、宅地建物取引士など