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「老後は集合住宅に住みたくない」
老後は静かに、気の知れた地域の方と関わりながら暮らしたい方や、自由度の高い生活をしたい方もいるでしょう。
そんな老後の選択肢として、じわじわと需要を伸ばしているのがコンパクトな「ミニ戸建て」です。
今回の記事では、ミニ戸建てが人気な理由を詳しく解説します。
1. ミニ戸建てとは?
コンパクトなのはマンションだけではありません。
コンパクトな「ミニ戸建て(狭小住宅)」も老後の住まいの選択肢の一つとなります。
ミニ戸建てに明確な大きさの定義はありません。
では、実際にミニ戸建てを選ぶ場合に、どれほどのサイズの建物であれば生活がしやすいのか気になるところですよね。
そこで、厚生労働省の資料を参考に暮らしやすい居住面積の水準を解説していきます。
理想とされる居住面積と最低限必要な居住面積の水準
厚生労働省は、「住生活基本法」に基づき、国民の住生活の安定の確保及び向上の促進に関する基本的な計画を策定しています。
理想とされる居住面積の水準はこちらになります。
誘導居住面積水準
豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要と考えられる住宅の面積に関する水準です。世帯人数や年齢によって大きさは前後しますが、下記のようになっています。
①「一般型」誘導居住面積水準
一般型は、郊外や都心以外の居住を想定しています。
世帯人数 | 住戸専用面積 |
---|---|
単身者 | 55 ㎡ |
2人以上の世帯 | 25 ㎡×世帯人数+25 ㎡ |
②「都市居住型」誘導居住面積水準
都市居住型は、都市部での居住を想定してます。
世帯人数 | 住戸専用面積 |
---|---|
単身者 | 40 ㎡ |
2人以上の世帯 | 20 ㎡×世帯人数+15 ㎡ |
最低居住面積水準
健康で文化的な住生活を営む基礎として必要不可欠な住宅の面積に関する水準です。世帯人数や年齢によって大きさは前後しますが、下記のようになっています。
世帯人数 | 住戸専用面積 |
---|---|
単身者 | 25 ㎡ |
2人以上の世帯 | 10 ㎡×世帯人数+10 ㎡ |
この2つの水準の中間程度の床面積を確保すると、快適な住空間を確保できるでしょう。
そして、一般的なミニ戸建てで代表的なものが「平屋」です。平屋の敷地面積は20坪~25坪(66㎡~83㎡程度)が目安となっています。
平屋はワンフロアになっているため、生活動線・家事動線が上下せず、左右の動きだけで完結できます。これがシニア世代に人気が高い理由です。
では、そんなミニ戸建てには、どんな魅力があるのか詳しく見ていきましょう。
2. ミニ戸建ての魅力
老後に住むなら「ミニ戸建て」は最適です。
そんなミニ戸建ての9つの魅力をご紹介します。
魅力①ミニ戸建ての平屋に建て替えて、慣れ親しんだ土地で老後を過ごす
自宅を平屋に建て替えることも老後を快適に過ごす選択の一つです。
令和4年住宅市場動向調査によれば、注文住宅(建て替え)、リフォーム住宅では「60歳以上」が最も多くなっています。
平屋とは限りませんが、多くの方が老後に暮らしやすい形に自宅を変化させ、住み続けていると推測されます。
今まで何十年と暮らしてきた地で過ごす老後は、どんな人が住んでいるかわからない地域やマンションに引っ越すよりも快適に感じることでしょう。
魅力②ミニ戸建ては足腰に負担なく老後を過ごせる
高齢になると2階に上るのが億劫になりがち。2階のない平屋であれば、階段の上り下りをする必要がなく老後の生活に適しています。バリアフリーにして、段差をなくし手すりなどをつければ、より暮らしやすい家になります。
魅力③ワンフロアのミニ戸建ては、家事がしやすく老後にピッタリ
室内の移動時間が短い平屋は、家事がしやすいです。間取りに気を付ければ最短距離でどの部屋にも移動することができ、非常に便利な生活ができます。若い頃より体が思うように動かなくなる老後の生活にはぴったりです。
マンションも同様にワンフロアで生活はしやすいですが、戸建ては目の前にすぐに車に乗り込める駐車場があり、外出時の移動も楽です。お出かけが好きな方にもミニ戸建てはおすすめです。
魅力④コンパクトな住まいの代表であるマンション生活にはデメリットがある
老後の住み替えにマンションを選ぶ方もいるでしょう。マンションはセキュリティが強く、外観や外周りのメンテナンスを自分で行う必要もなく、体力が落ちる老後の生活には適していると言えます。
しかし、マンションにはデメリットもあります。メンテナンスを自分でしなくていい反面、修繕積立金と管理費がかかります。特に修繕積立金は年々値上がりする傾向があり、高くなる支払額に頭を悩ます高齢者もいます。マンション生活は、老後の金銭面で注意が必要です。
魅力⑤ミニ戸建ては一人暮らしにもピッタリ
趣味や余暇を楽しむ老後の一人暮らしにも最適なミニ戸建て。戸建てであれば自治会などでご近所さんとのお付き合いがあります。万が一何かあったときに、ご近所さんが異変に気づいてくれるかもしれません。老後は、人とのつながりがとても大切です。人生を孤独に過ごしたくない方にもミニ戸建てはおすすめです。
魅力⑥ミニ戸建ては税金と生活費が抑えられる
狭い土地に建てられたミニ戸建てであれば、土地にかかる固定資産税や都市計画税などの税金が安くなります。コンパクトな室内のため、光熱費も同様に抑えられます。なるべく生活費を節約したい老後には、費用を抑えられる点は大きなメリットと言えるでしょう。
魅力⑦ミニ戸建てはメンテナンス費用を抑えられる
戸建ては約10年ほどすると、メンテナンスが必要になります。壁紙の貼り換えや外壁、屋根の塗装もしなければいけません。その際に、2階のないミニ戸建ては面積が小さいので、コストを削減することができます。規模が小さいので、一般的な2階建ての戸建てよりも割安です。
魅力⑧ミニ戸建ては自由度が高い
老後にペットを飼いたい方もいるでしょう。戸建てであれば、それが可能です。ペット可のマンションもありますが、マンション住人全員が動物好きとは限りません。動物アレルギーがある方もいるでしょう。同じエレベーター内に動物を一緒に乗せることを遠慮しなければいけないケースもあります。一方、完全な自分の空間である戸建ては、老後に家族同様のペットと暮らすにはぴったりの住まいと言えるでしょう。老後の癒しとなる動物とも暮らせるミニ戸建ては魅力的です。
また、老後には趣味を楽しみたい方も多くいます。マンションのバルコニーではなかなか楽しめないガーデニングも、戸建てであれば小さな庭を持って趣味に没頭することができるでしょう。老後生活がさらに楽しくなります。
魅力⑨ミニ戸建ては好立地な土地を見つけやすい
狭い土地であれば、利便性の高いエリアを狙うことができます。戸建てのネックポイントはマンションよりも利便性に欠ける点です。しかし、狭い土地であれば、利便性の良い土地が見つかることでしょう。利便性の高い土地は資産価値が高いので、自宅に資産性を求める方にもおすすめです。
次は、老後の住まいで気を付けるべきポイントをご紹介します。
3. 老後の住まいで気を付けるべきポイント
家の中には老後の生活に危険なことが多々隠れています。よって、老後の家づくりにはさまざまな工夫が必要です。
ここからは、老後の住まいで気を付けるべきポイントを7つご紹介します。
ポイント①老後は転倒を防ぐための工夫をする
老後は室内をバリアフリーにしましょう。バリアフリーは車いす生活の方のためのものだけではありません。高齢者になると足腰が弱まってくるため、ちょっとした段差にもつまずきやすくなります。小さな段差を無くすことで、つまずいて転倒してしまうリスクを軽減することができます。転倒して骨折してしまうと、そこから寝たきりになるケースがあります。老後のケガを防ぐ工夫は必ずしましょう。
また、脱衣所や浴室での転倒事故も注意が必要です。濡れた床は滑りやすく大変危険です。床を滑りにくい床材にしたり、手すりを付けて身体を支えられるように工夫をしましょう。
ポイント②老後はヒートショック対策を強化する
ヒートショックとは、室内の急激な温度の変化によって、血圧が上下に大きく変動することで、失神や不整脈が起こる健康被害です。気温の下がる冬場に多く見られ、特に高齢者のトイレ使用時と入浴時には注意が必要です。トイレ内で失神してしまったり、浴槽内で失神して溺れてしまうことがあり、大変危険です。
よって室内の温度差を無くすように工夫する必要があります。以下の工夫をしてリスクを回避しましょう。
気密性・断熱性の高い家を作る
高気密性・高断熱性の高い家は、外気温に左右されず、室内温度を1年中15℃以上にキープできます。ヒートショックを防ぐには、熱を外に逃がさない高気密な家を建てることが大切です。
浴室暖房乾燥機を設置する
温度差の生じやすい浴室と脱衣所を暖房器具で暖めましょう。その際におすすめなのが「浴室暖房乾燥機」です。暖房機能を活用し、入浴前に20分程度つけておくと浴室が温まります。また、浴室のドアを開けておけば、脱衣所も一緒に温めることができます。
暖房便座を設置する
暖房便座を設置して、便座に座った時の冷たさを回避しましょう。また、小型のセラミックファンヒーターを置いてトイレ内を暖めましょう。
また、2025年4月から着工する全ての住宅に対して、省エネ基準への適合が義務化されます。この義務化により、断熱性能や日射遮蔽性能に基準が設けられます。よって今後は断熱性の高い住宅が出来上がることになります。老後の家づくりにも好影響となることでしょう。省エネ基準適合義務化について詳しく知りたい方は、こちらをご一読ください。
ポイント③老後は緊急通報システムを利用する
緊急通報システムとは、緊急時にボタンを押すだけで自治体が委託する受信センターに繋がり、利用者に代わって救急車の手配、親戚や協力者へ連絡をしてくれるシステムです。
自治体によっては、24時間、365日、看護師などが利用者の緊急通報に対応するために常駐しています。利用者から健康相談することもでき、定期的に「お伺い電話」サポートを実施している自治体もあります。電話で安否確認や健康状態のチェックをしてもらえるため、老後も安心して暮らせるシステムです。自治体によって利用料は異なり、月額0円~100円程度となっています。
ポイント④老後は寝室の近くにトイレを設置する
高齢になると、トイレに行く頻度が増えます。夜中にトイレに行くことも増えるので、トイレは寝室の隣に設置することをおすすめします。自分で移動することも容易であり、介助が必要になった際にも便利です。また、寝室から扉一枚挟んでトイレを設置することも良いでしょう。
ポイント⑤キッチンやリビングの近くにバスルームを設置する
高齢になってからの入浴は、ヒートショックや転倒事故が多く起こり危険です。万が一何かあった時に、同居人が異変に気付きやすいようにキッチンやリビングの近くにバスルームを設置することをおすすめします。
ポイント⑥老後は車椅子に対応した設計にする
老後に車いす生活になることを想定して、玄関にはスロープを付け、ひとりでも出入りができるように設計すると老後に安心です。ひとりで靴の出し入れが簡単にできるようにシューズボックスの位置を高めにしたり、車いすが滑らない床を選ぶ工夫もしましょう。車いすに外出用と室内用を用意する場合は、車いすを保管するスペース作ることもおすすめです。また、廊下や洗面所・トイレなど室内は車いすで通りやすい幅に設計しましょう。手動車椅子の幅は63cm以下、電動車椅子の幅は70cm以下です。
ポイント⑦セキュリティーを強化する
高齢者の住む戸建ては、空き巣に狙われやすい傾向があり注意が必要です。特に平屋は室内の様子が見えやすいため、死角を作らない家づくりをすることをおすすめします。泥棒が下見の段階で、侵入しにくいと思わせることが重要です。下記の防犯対策を参考にしてみましょう。
塀を作らない
一見、防犯対策に見える塀ですが、一度侵入されると中で何が起きても周囲から見えず、泥棒にとって絶好の家となってしまいます。塀は作らず、周囲の目につく外周にすることが大切です。
視線を遮る庭にしない
趣味のガーデニングや植栽で、視線を遮らないことが重要です。庭の植物が塀の代わりにならないように、植えるのであれば背丈の低い植物を植えるなど工夫しましょう。
窓を侵入不可能なものにする
死角になりやすい位置にある窓は、物理的に侵入が不可能なサイズにしましょう。人間が入るほどの窓の大きさが必要な場合は、開閉窓ではなく固定窓にして侵入しにくい窓にする工夫をしましょう。
夜間センサー照明を付ける
建物に近づくとセンサーで明かりがつくように照明を設置しましょう。
防犯カメラ設置
防犯カメラには威嚇効果があり、設置しているだけで泥棒が嫌煙したくなる家となります。家庭用防犯カメラの種類によっては、アラームを鳴らして威嚇するものもあり、防犯対策に効果的です。万が一、空き巣に遭ってしまっても防犯カメラで現場を録画しておくことで、後から確認することができ、犯人を捜すのにも役立つことでしょう。
次に、老後を快適に過ごしたい方のために、間取りのアイデアをご紹介します。
4. 快適な間取りのアイデア
ミニ戸建ては間取りの工夫が必要です。
ミニ戸建ては二階建ての戸建てと違い、限られた敷地面積の中で暮らしやすい空間を作り出さなければなりません。
では、どんな間取りだと快適な老後を過ごせるのか、6つのアイデアをご紹介します。
アイデア①スムーズな生活動線・家事動線のミニ戸建てを作ろう
高齢になると筋肉量が減少し、足腰が弱ってしまうことがあるため、家事の効率を考えた間取りにしましょう。シニア世代には、直線の動線にすると移動がスムーズでおすすめです。水回りを集約させて家事の負担を減らしましょう。
例えば、洗濯場と物干し場を近づけて、濡れた重い洗濯物を運ぶ負担を減らしたり、キッチンとダイニングを近づけることで料理を運んだり片付けを楽にしましょう。最短の動きで家事を終わらせる工夫すると老後の身体に優しい家が出来上がります。
アイデア②ミニ戸建ては日当たりの良さが大切
自宅で日中を過ごすことが多くなる老後では、リビングの日当たりは非常に重要です。しかし、平屋は高さのない構造のため、他の住宅に比べて日当たりが悪くなりやすいです。周囲の住宅がどの方角に建っているのか、どれほど日が遮られてしまうのか、しっかり調査しましょう。
アイデア③老後は夫婦ふたりの共同作業スペースを作ろう
老後は夫婦2人で過ごす時間が増えます。2人で共通の趣味を持つこともあるでしょう。趣味のための作業スペースを用意したり、キッチンを広めにして2人で料理をするのも良いでしょう。共同作業ができる空間があると、老後のライフスタイルが充実します。
アイデア④老後はキッチンを工夫する
キッチンでは立って作業をすることが多いです。足腰が弱った老後の身体に無理がないように、キッチンは座っても作業ができる広めのスペースにすることをおすすめします。また、老後はコンロの火の消し忘れに注意が必要です。電気式のIHクッキングヒーターを設置することで、火事のリスクを減らすことができます。そして、高齢の身体でも掃除がしやすいようにキッチンの壁は「パネル」タイプを選んで、拭き掃除しやすくすると良いでしょう。
アイデア⑤老後はドアを引き戸にする
老後は、開き戸よりも引き戸を主体にした家が向いています。引き戸は取り外しが容易で、老後のライフスタイルに合わせて間取りを変えることができます。また、車いす生活を意識した際に、開き戸は開閉のために身体を一旦後ろへ後退させる必要がありますが、引き戸であれば扉を開いただけでスムーズに部屋の移動が可能です。引き戸を開けたままにすることで同居者やヘルパーが介助もしやすく、老後の生活には引き戸は理想的な間取りです。
アイデア⑥老後のミニ戸建ては縁側があると快適
狭い敷地面積のミニ戸建ては、室内に人を大勢招くのは少々困難です。近所の方や子供や孫が訪れる機会が多い方には、交流の場として縁側を設置すると良いでしょう。コミュニケーションを取る場として縁側はとても魅力的です。
5. 後悔しないマイホーム選びをしよう
老後の家の購入は「終の棲家」となることでしょう。後悔しないマイホームを購入したいはずです。
最後に、家を購入して後悔しないためのポイントと実際の後悔談をご紹介します。
ポイント①老後はしっかりとした資金計画を
老後の資金計画は、若い頃よりも注意が必要です。十分な資金が手元にない場合は、住み替えローンを利用したい方もいるでしょう。住み替えローンは、審査が厳しく、団体信用生命保険を利用しにくいデメリットがあると共に、一般的に高めの金利が設定されています。よって売却する自宅のローン残債と新居の購入費用の両方をまかなうために借入金額が高額になってしまいます。毎月の返済負担が大きくなり金銭的負担がかかるので、気を付けましょう。
また、老後は自分で働いて稼ぐことが難しくなります。老後の生活をイメージして、住み始めてからの生活コストを事前に把握し、頭金以外の十分な資金準備をしておきましょう。
新居に住んでみてから住宅ローンが返済できなくなったり、生活が逼迫しては元も子もありません。しっかりとした資金計画をしましょう。
ポイント②老後は周辺環境の事前調査が重要
間取りや設備は後悔しても後からリフォームしたり、後付けすることができます。しかし、周辺環境は自分で変えることができません。ご近所さんの様子やお買い物施設までの距離、通院距離や通院手段など、周辺環境については入念に事前確認をしましょう。生活利便性の悪さは、高齢になってから特に後悔する原因です。
ポイント③立地
売却を見据えて、できるだけ好立地な土地を購入することをおすすめします。治安が良く、交通利便性・生活利便性の高い土地は人気があり、資産価値が下がりにくい傾向があります。後々子供が相続することを想定しても、資産価値が高い売れる土地の方が好まれるでしょう。
ポイント④ミニ戸建ての売却を視野にする場合、個性的過ぎない間取りに
売却を視野に入れる場合は、あまり個性的な間取りにせず、売却のしやすい間取りにすることを心がけましょう。一般的に注文住宅は、建売住宅よりも売れにくい傾向にあります。将来売れやすい家にするには、多くの人が使いやすい間取りにすると良いでしょう。
今までマンションしか住んだことのない方は、戸建ての生活を不安に思う方もいるでしょう。
住まいサーフィンでは、戸建ての後悔体験談を定期更新しています。気になる方はこちらをご覧ください。
6. まとめ
今回は、老後に人気のミニ戸建てについて解説しました。老後の住まいにはさまざまな選択肢があります。自分のライフスタイルにあったマイホーム探しの参考になると幸いです。
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