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住まいサーフィン編集部

【2024年11月最新】住宅ローンの金利相場をタイプ別に徹底比較!お得に借り入れするために!

2024年11月01日

更新日最終更新日:

住宅ローン金利相場について、この記事で分かること

家を買う人のほとんどが利用する「住宅ローン」。住宅ローンの金利によって返済額は大きく変わるので、お得に借り入れするには相場を理解しておくことが大切です。

金融機関ごとに住宅ローンの金利は異なりますが、金利相場はどの程度なのでしょうか?
また、各金融機関の住宅ローン金利はどれくらいなのでしょうか?

本記事では、2024年11月の最新の金利相場について解説をし、タイプ別に金利を比較します。おすすめの住宅ローンについても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の編集者

住まいサーフィン編集部

1998年開設、マンションの適正価格や資産価値を判断するための価格情報サイト「住まいサーフィン」が運営。
宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を保有し、不動産の専門知識を持つスタッフが自宅売買に役立つ情報を発信します。
売り手と買い手の情報格差が大きい住宅業界。
自宅購入で後悔する人を減らすため、業界の専門知識・データを分かりやすくお届けします!

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1.2024年11月の住宅ローン動向

2024年11月は、多くの金融機関で固定金利が引き上げとなりました。
引き上げ幅は、10年固定金利の場合は0.01~0.11%です。全期間固定金利のフラット35の金利も、前月より0.02%上昇しています。※各金融機関の金利は、記事後半にご紹介しています。
固定金利が引き上げとなった理由は、固定金利の基準「10年国債利回り」が上昇傾向だからです。

次に、多くの人が借りている変動金利の最新動向をご説明します。
変動金利はほとんどの金融機関で横ばいでした。ソニー銀行・SBI新生銀行・楽天銀行は前月よりわずかに金利が引き上げられました。
ただし、SBI新生銀行は自己資金を10%以上出すことで金利が0.02%優遇されるプランを開始したので、最優遇金利は先月よりも低くなっています(参考:SBI新生銀行の最優遇金利 10月0.42%、11月0.41%)。
また、りそな銀行は手続きをWEBで完結した人が対象になる金利優遇キャンペーン(金利0.1%引き下げ)を開始しました。
このように、金融機関の住宅ローン利用者の獲得競争は激しくなっています。

多くの金融機関では、変動金利は日本銀行(以下、日銀)の金融政策によって決まります。2024年10月30・31日には日銀の金融政策決定会合があり、政策金利の据え置きが決定しました。変動金利は来月以降もしばらく変わらない金融機関がほとんどでしょう。
しかし、2024年の年末~年始にかけて、政策金利の追加利上げが決まる可能性があります。10月31日の会見で日銀の植田総裁は「経済・物価の見通しが実現すれば、金利を引き上げる」「利上げのタイミングは予断を持たずに判断する」と発言していることから、早ければ2024年12月に利上げが決定するかもしれません。そうなると、2025年前半には変動金利が利上げとなる可能性があります。

2.住宅ローンの金利タイプ

各金融機関の金利や金利相場を見る前に、まずは住宅ローンの基本知識についてご説明します。金利相場を知りたい方は、次の章「2024年11月の新規借入時の金利相場」をご覧ください。

住宅ローンの金利には3つのタイプがあります。

  • ● 変動金利
  • ● 全期間固定金利
  • ● 期間選択型固定金利

住宅ローンのタイプごとに毎月の金利が異なるので、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で金利も含めて比較することが大切です。

それぞれの住宅ローンの特徴を確認していきましょう。

変動金利

変動金利は3つの金利タイプの中で最も金利が低いです。

現在、新規で住宅ローンを借入する人の約7割が変動金利を選択しています。

一般的に、変動金利には2つのルールがあります。

変動金利の2つのルール

1つ目は「5年ルール」と呼ばれるもので、金利が上がってしまっても5年間は返済額が変わらないという内容です。
金利は半年に一回見直されますが、実際の返済額は5年間同じです。金利が上がった場合、返済額の内訳(元金と利息の割合)が変わり、利息の割合が大きくなります。

2つ目は「125%ルール」で、金利が上昇しても前回の返済額の125%以上にはならないという内容です。
例えば、月10万円支払っていたところ、大幅に金利が上昇したとします。本来は13万円支払わなければならないとしても、125%ルールが適用されて12.5万円の返済になるというルールです。

ただし、この2つのルールには落とし穴があります。それは未払い利息は最終返済時に請求されるという点です。
2つのルールによって返済額が抑えられたとしても、実際に利息を支払わなくていいという訳ではありません。
金利が大幅に上昇した場合には最後に高額の返済を請求される可能性もあるため、注意が必要です。

なお、金融機関によっては、変動金利でも上記2つのルールが適用されないことがあります。事前に確認をしましょう。

また、変動金利はいつでも固定金利に変更できます。ただし、変動金利よりも固定金利の方が先に上昇することが多いため、切り替えの見定めが難しい点はデメリットです。

全期間固定金利

固定金利は金利が一定の金利タイプです。

良く知られているのは、住宅ローンを組んだ全期間の金利が固定されている「フラット35」でしょう。
金利が借入から完済まで一定なので、安心感があることが最大のメリットです。

しかし、変動金利や期間選択型固定金利と比べると金利が高い点や、すべての金融機関で扱っているわけではないというデメリットがあります。

期間選択型固定金利

期間選択型固定金利とは、最初の一定期間だけ固定金利が適用されるタイプです。
期間終了時に再度固定金利を選ぶか、変動金利に変更するかを選択することができます。

選べる期間は5・10・20年など様々です。期間終了時に最初と同じ期間を選んでも良いですし、別の期間を選ぶこともできます。

一定期間の金利の安定性が確保できる点や、変動金利に切り替えができる点がメリットです。
ただし、期間終了後は金利の引き下げ幅が小さくなって適用金利がかなり高くなることがあります。

変動金利と固定金利どちらが良いか迷っているという方は、こちらの記事をご覧ください。

3.2024年11月の新規借入時の金利相場

2024年11月に新規で住宅ローンを借入する場合の、金利の相場を確認していきましょう。

なお、店舗とインターネットどちらからも手続きができて、かつ適用金利が異なる場合、本記事ではインターネット手続きの最優遇金利を記載しています。
一般的には、インターネットからの手続きの方が金利が安いことが多いです。

フラット35

まずはフラット35を見てみましょう。

商品名 金利 前月比
フラット35 1.84% +0.02%

※自己資金が10%以上の場合の金利

フラット35は、金融機関によって金利や団信の内容は異なります。

フラット35は「ポイント制」となっており、住宅性能や管理・維持保全状況などによっては金利が上記よりも引き下げとなります。

変動金利

続いて、変動金利です。

金融機関 金利 前月比
三井住友銀行 0.625% -
みずほ銀行 0.375% -
三菱UFJ銀行 0.345% -
りそな銀行 0.390%※1 -0.10%
住信SBIネット銀行 0.448%※2 -
auじぶん銀行 0.479% -
PayPay銀行 0.465%※3 -
ソニー銀行 0.647% +0.05%
イオン銀行 0.530%※3 -
SBI新生銀行 0.410%※3 -0.01%
楽天銀行 0.844% +0.01%

※1:りそな銀行は2025年3月31日までWEB完結金利優遇キャンペーンを実施中
※2:自己資金が20%以上の場合の金利
※3:自己資金が10%以上の場合の金利

メガバンクとネット銀行の変動金利では、0.4~0.5%台が金利相場となっています。
また、地方銀行ではもう少し相場は上がります。

10年固定金利

次に、10年固定金利を見てみましょう。

金融機関 金利 前月比
三井住友銀行 1.800% +0.10%
みずほ銀行 1.400% +0.05%
三菱UFJ銀行 1.120% +0.01%
りそな銀行 1.695% +0.11%
住信SBIネット銀行 1.303%※1 +0.10%
auじぶん銀行 1.285% +0.09%
PayPay銀行 1.165%※2 +0.05%
ソニー銀行 1.419% +0.07%
イオン銀行 1.260% +0.03%
SBI新生銀行 0.950% -
楽天銀行 1.742% +0.03%

※1:自己資金が20%以上の場合の金利
※2:自己資金が10%以上の場合の金利

10年の固定金利は金融機関によって大きく差が出ますが、1.1~1.7%台が相場でしょう。

4.2024年11月の借り換え時の金利相場

2024年11月に借り換えで住宅ローンを借入する場合の、金利の相場を確認していきましょう。

借り換えについても、店舗とインターネットどちらからも手続きができて、かつ適用金利が異なる場合、インターネット手続きの最優遇金利を記載しています。

フラット35

まずはフラット35を確認してみましょう。

商品名 金利 前月比
フラット35 1.84% +0.02%

※自己資金が10%以上の場合の金利

新規借り入れと同じ金利となっています。

変動金利

続いて、変動金利です。

金融機関 金利 前月比
三井住友銀行 0.625% -
みずほ銀行 0.375% -
三菱UFJ銀行 0.345% -
りそな銀行 0.390%※1 -0.10%
住信SBIネット銀行 0.448% -
auじぶん銀行 0.469% -
PayPay銀行 0.499% -
ソニー銀行 0.647% +0.05%
イオン銀行 0.530% -
SBI新生銀行 0.430% +0.01%
楽天銀行 0.844% +0.01%

※1:りそな銀行は2025年3月31日までWEB完結金利優遇キャンペーンを実施中

auじぶん銀行とPayPay銀行は、新規の借り入れと借り換えで金利が異なっています。auじぶん銀行は借り換えの方が金利が低く、逆にPayPay銀行は借り換えの方が金利が高いです。

全体の相場は新規と同じく0.4~0.5%台が相場となっています。

10年固定金利

次に、10年固定金利はどうなっているか見てみましょう。

金融機関 金利 前月比
三井住友銀行 2.100% +0.10%
みずほ銀行 1.400% +0.05%
三菱UFJ銀行 1.120% +0.01%
りそな銀行 1.695% +0.11%
住信SBIネット銀行 1.335% +0.10%
auじぶん銀行 1.285% +0.09%
PayPay銀行 1.230% +0.05%
ソニー銀行 1.419% +0.07%
イオン銀行 1.260% +0.03%
SBI新生銀行 0.950% -
楽天銀行 1.742% +0.03%

三井住友銀行と住信SBIネット銀行では、新規の借り入れよりも借り換えの方が金利が高くなっています。

10年固定金利の相場は新規と同じく、1.1~1.7%台でしょう。

5.おすすめの住宅ローン3選

おすすめの3つの金融機関の住宅ローンを紹介します。数ある住宅ローンの中から住まいサーフィン編集部が独自に厳選しました。

どれもお得な住宅ローンになっているので、ぜひチェックしてみてください。

おすすめの住宅ローン①auじぶん銀行

1つ目はauじぶん銀行です。

auじぶん銀行はKDDIと三菱UFJ銀行が共同で設立して作った、店舗を持たないネット銀行です。

特徴を3つ紹介します。

  • ①変動金利の金利が低い
  • ②au関連サービスを利用すると特典がある
  • ③がん50%保障の団信は金利上乗せがゼロで、4疾病も保障対象

具体的な金利を確認していきましょう。

タイプ 金利 プラン
変動金利 0.479% 全期間引き下げプラン
固定金利(10年間) 1.285% 当初引き下げプラン
固定金利(35年間) 2.410% 当初引き下げプラン

※2024年11月現在
※審査結果によって異なる場合あり

さらに、auの各サービスを利用すると、金利が引き下げられます。

サービス名 引き下げ金利
auモバイル 0.07%引き下げ
じぶんでんき 0.03%引き下げ
ネット 0.03%引き下げ
TV 0.02%引き下げ

上記すべてのサービスを利用すると、最大で金利がマイナス0.15%されるという特典です。
単品で利用することや、好きなように組み合わせて利用することもできます。

auモバイルとじぶんでんき(合計マイナス0.1%)を利用すると、金利はこのようになります。

タイプ 金利 プラン
変動金利 0.379% 全期間引き下げプラン
固定金利(10年間) 1.185% 当初引き下げプラン
固定金利(35年間) 2.310% 当初引き下げプラン

※2024年11月現在
※審査結果によって異なる場合あり

auサービスを利用することで、変動金利は業界の中でもトップクラスの低金利になります。

仮に5,000万円を35年間で借りたときの月々の返済額を確認します。

金利タイプ 金利 月々の返済額
変動金利 0.379% 127,137円
固定金利(10年間) 1.185% 145,495円
固定金利(35年間) 2.310% 173,696円

続いて、団体信用生命保険についてです。

一般的な団信の他にも、さまざまな保障の中から自分に合ったものを選ぶことができます。

団信 金利上乗せ 保障内容
がん50%保障団信 金利上乗せなし がんと診断されるか
4疾病になり条件を満たせば
残高相当額の50%を保障
がん100%保障団信 金利に年0.05%上乗せ がんと診断されたら
残高相当額を保障
がん100%保障団信プレミアム 金利に年0.15%上乗せ がんと診断されるか
4疾病になり条件を満たせば
残高相当額を保障
一時金の給付もあり
ワイド団信 金利に年0.3%上乗せ 一般的な団信に
加入できない方のために
引受範囲を拡大した団信

がん50%保障団信は金利上乗せなしなので、低金利を継続したまま手厚い保障を受けることができます。金利を0.05%上乗せすれば、「がん100%保障団信」に加入可能です。

がん50%保障団信・がん100%保障団信・がん100%保障団信プレミアムには4疾病(急性心筋梗塞・脳卒中・肝疾患・腎疾患)にかかり条件を満たした場合の残高(50%または100%)保障が付帯。。全疾病長期入院保障もついています。

auじぶん銀行についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

auじぶん銀行の住宅ローンにデメリットはある?金利や特徴も解説!

auじぶん銀行住宅ローンの特徴やメリット・デメリットについて解説します。

おすすめの住宅ローン②みずほ銀行

2つ目におすすめしたいのがみずほ銀行です。

みずほ銀行はメガバンクで全国に支店がありますが、ネットでの相談も受け付けています。

特徴を3つ紹介します。

  • ①変動金利&全期間固定金利の金利が低い
  • ②8大疾病団信は金利上乗せではないので途中解約も可能
  • ③ペアローン連生団信がある

インターネット手続きをした場合の、具体的な金利を見てみましょう。

タイプ 金利 プラン
変動金利 0.375% ローン取扱手数料型
固定金利(10年間) 1.400% ローン取扱手数料型
全期間固定金利(31~35年間) 1.850% ローン取扱手数料型

※2024年11月現在
※審査結果によって異なる場合あり

他の金融機関と比べると、特に変動金利と全期間固定金利が低金利です。

5,000万円を35年間で借りたと仮定して、月々の返済額を確認します。

金利タイプ 金利 月々の返済額
変動金利 0.375% 127,050円
固定金利(10年間) 1.400% 150,655円
全期間固定金利(31~35年間) 1.850% 161,808円

みずほ銀行では、上記のように金利を抑えた月々の支払いを下げるプランの他に、初期費用を抑えるプランも選択可能です。初期費用を抑えたい方は、金利上乗せ型を選んで毎月の返済の中に保証料を組み込むことができます。金利が高くなるので月々の負担は増えますが、初期費用を用意できない方にはおすすめです。
ライフスタイルによって返済プランを選びましょう。

続いて、一般団信以外の団信の保障内容を確認していきましょう。

団信 金利上乗せ 保障内容
がん団信 金利に年0.1%上乗せ 所定のがんと診断されたら
残高相当額を保障
8大疾病補償(4種類) 保険料はローン残高や年齢
などによって毎月変動
疾病になり条件を
満たせば残高相当額を保障
ワイド団信 金利に年0.3%上乗せ 一般的な団信に
加入できない方のために
引受範囲を拡大した団信

特徴は、「8大疾病補償」のプランが金利上乗せによる支払いではないという点です。通常の保険と同じように毎月ローン返済口座から引き落とされ、途中で解約することもできます
「8大疾病補償」は4種類の組み合わせがあり、自分に合った保障内容を選ぶことができます。

また、みずほ銀行は2024年7月より「ペアローン団信(ペアローン利用者向け連生団信)」の取り扱いを開始しました。

ペアローンとは、1つの住宅に対して夫婦や親子2人でそれぞれ住宅ローンを契約することです。
ペアローンでは一方が団信の保障対象になっても、もう一方は対象にはなりません。
例えば夫婦でペアローンを組んで、数年後に夫が高度障害状態になったとしましょう。夫の住宅ローン残高は一般団信によって0円になりますが、妻の住宅ローンはそのまま残ります。夫の介護をしながら、妻は住宅ローン返済のために働き続けなければならないのです。

しかしペアローン団信に加入していれば、一方に万が一のことがあれば、もう一方も保障対象となります。

みずほ銀行のペアローン団信は、ペアとなる2人が金利を0.2%上乗せすることで加入できます。一般団信ペアだけでなく、がん団信ペアを選ぶことも可能です。どちらを選択しても上乗せ金利は0.2%となっています。

みずほ銀行についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

みずほ銀行の住宅ローンにデメリットはある?金利や団信も解説!

みずほ銀行の住宅ローンについて解説します。

おすすめの住宅ローン③PayPay銀行

3つ目のおすすめはPayPay銀行です。PayPay銀行は2021年4月5日にジャパンネット銀行から社名変更をした金融機関です。

PayPay銀行の特徴を3つ紹介します。

  • ①変動金利の金利が低い(新規借入は自己資金10%以上でさらに低くなる)
  • ②がん50%保障の団信は金利上乗せがゼロで、全疾病保障も付帯
  • ③ペアローン連生団信がある

まず金利についてです。

タイプ 金利 プラン
変動金利 0.465%(自己資金10%以上)
0.530%(自己資金10%未満)
全期間引き下げプラン
固定金利(10年間) 1.165%(自己資金10%以上)
1.230%(自己資金10%未満)
当初引き下げプラン
固定金利(35年間) 2.155%(自己資金10%以上)
2.220%(自己資金10%未満)
当初引き下げプラン

※2024年11月現在。
※審査結果によって異なる場合あり

PayPay銀行の金利は、他サービスを利用するなどの適用条件がありません。
自己資金を10%以上出すことで、さらに金利は低くなります。

もちろん審査結果によって金利が異なることもありますが、条件を満たしていれば多くの方は低金利の住宅ローンを組むことができるでしょう。

5,000万円を35年間で借入したときの月々の返済額を確認します。

金利タイプ 金利 月々の返済額
変動金利 0.465% 129,021円
固定金利(10年間) 1.165% 145,020円
固定金利(35年間) 2.155% 171,332円

また、PayPay銀行では提出書類をweb上にアップするだけで、手続きが完了するという点もメリットです。
一般的なネット銀行では申し込みはネット上でできても、一部の書類は郵送しなければならないケースもあります。家にいながらローンの審査・申し込みができるので、忙しい人でも利用しやすい金融機関でしょう。

続いて、一般的な団体信用生命保険以外の保障を確認します。

団信 金利上乗せ 保障内容
がん50%保障団信 金利上乗せなし がんと診断されたら残高相当額の50%を保障
がん100%保障団信 金利に年0.1%上乗せ がんと診断されたら残高相当額を保障
ペア連生団信 金利に年0.2~0.4%上乗せ 一方が対象者になった場合、
もう一方の対象者も同様に保障

PayPay銀行は、2024年6月から団信の内容がグレードアップしています。がん50%保障団信とがん100%保障団信には、全疾病保障(入院限定)・非自発的失業保障・自然災害保障が付帯します。いざというときも安心ですね。

また、PayPay銀行も「ペア連生団信(ペアローン連生団信)」の取り扱いをしています。

がん保障団信なら、死亡・高度障害だけでなく、がん保障特約と全疾病保障(入院限定)も保障対象です。
ペア連生団信にはペアそれぞれが0.2%~0.4%金利を上乗せすることで加入できます。

  金利上乗せ
がん50%保障団信
(ペア連生)
金利に年0.3%上乗せ
がん100%保障団信
(ペア連生)
金利に年0.4%上乗せ
一般団信
(ペア連生)
金利に年0.2%上乗せ

共働き世帯の増加や住宅価格の高騰により、単独ではなくペアローンを選択する家庭も増えています。ペアローンを利用する予定の方には、みずほ銀行やPayPay銀行がおすすめです。

PayPay銀行についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

PayPay銀行の住宅ローンにデメリットはある?金利や特徴も解説!

PayPay銀行の住宅ローンの特徴、メリット・デメリットについて解説します。

6.まとめ

2024年11月は、多くの金融機関で固定金利が引き上げとなりました。

現在、10年固定金利では1.1~1.7%台、変動金利では0.4~0.5%台が相場と言えます。

2024年7月31日に日銀は政策金利を追加利上げしましたが、年内~年始にさらに利上げとなる可能性があります。経済の先行きが分からず、物価上昇も続いている現在、家を購入するか迷っているという方もいらっしゃるでしょう。
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参考:住宅ローンの10年後の変動金利は1.076%〜2.255%まで上昇と予想! 12銀行を試算【2024年最新予測】

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