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住まいサーフィン編集部

ペット可賃貸はやめた方がいい?後悔しないための住まい選びを解説!

2025年03月26日

更新日最終更新日:

ペット可賃貸はやめた方がいい?

近年のペットブームによってペットと暮らす人たちが増えています。ペット可の賃貸物件を探している方も多いでしょう。

しかし、ペット可賃貸ならではのトラブルも多く「ペット可賃貸はやめた方がいい」という口コミもよく見かけます。ペットを飼っていない方にとっては、気になる点が多いのかもしれません。

今回の記事では、ペット可賃貸の基本情報ペット可賃貸はなぜやめた方がいいのか・ペットと暮らすのにおすすめの賃貸物件について詳しく解説します。

また、分譲マンションでペットを飼うメリットについても触れていきます。ペット可賃貸はやめた方がいいのかも…と悩んでいる方や、ペットと一緒に暮らせる分譲マンションをお探しの方もぜひ参考にしてみてください。

この記事の編集者

住まいサーフィン編集部

1998年開設、マンションの適正価格や資産価値を判断するための価格情報サイト「住まいサーフィン」が運営。
宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を保有し、不動産の専門知識を持つスタッフが自宅売買に役立つ情報を発信します。
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1. ペット可賃貸について

ペット可賃貸

まずは、ペット可賃貸の種類や基本的な情報について解説していきます。

ペットと暮らせる賃貸の種類

ペット可賃貸の中にもさまざまな種類があります。それぞれの物件の特徴を見ていきましょう。

ペット可物件

ペット可物件は、一般的にペットの飼育が許可されている物件を指します。大家さんや管理会社が定めるペットの種類・数の条件を満たせば、入居可能です。

具体的な飼育条件については、物件ごとに異なる場合があります。

例えば「小型犬のみ可」「猫は不可」「犬・猫1匹まで」といった詳細な条件がありますので、事前に確認しましょう。

ペット相談可物件

ペット相談可物件は、ペットの飼育について相談可能な物件を指します。

上述の「ペット可物件」とは異なり、大家さんや管理会社に相談した上で入居の許可を得るといった形になります。

築年数が経った物件や立地が良くない不人気物件を「ペット相談可物件」に変更し、物件のニーズを高めようとする大家さんもいるようです。

ただし、飼っているペットによっては入居を断られてしまうケースもあるので注意が必要です。

ペットのにおい対策や部屋を傷つけないようにする対策などがあれば、大家さんや管理会社の方にしっかり説明を行いましょう。

ペット共生物件

ペット共生物件とは、ペットと暮らすことを前提に設計された物件です。ペット用の設備や専用のスペースが設けられており、多頭飼いが可能な物件も多いです。

「ペット可物件」や「ペット相談可物件」と比べると、最もペットと一緒に生活しやすい物件といえるでしょう!

3.ペットと暮らすなら「ペット共生物件」がおすすめ」で詳しく解説します。

物件数はどれくらい?

ペット可賃貸の需要は増加していますが、供給される物件数は地域によって異なります。

都心部では、ペット可物件が増えているものの全体の賃貸物件数に対して物件数は多くないのが現状です。騒音トラブルやにおい・汚れなどの問題から、管理側の負担が大きくなってしまうのが原因の1つです。

郊外や地方ではさらにその割合が低く、物件の選択肢が限られることもあります。そのため、希望の条件でペット可賃貸を探すのは難しいケースが多いといえるでしょう。

一方で、分譲マンションではペット可の物件が多いです。

賃貸で希望の条件が見つからない場合は「マンション購入」という選択肢を検討するのも良いかもしれません。

4.分譲マンションでもペットと暮らしやすい!」でも詳しく解説します。

ペット不可賃貸でペットを飼ってしまったら?

当たり前ですが、ペット不可賃貸でペットを飼うことは契約違反に該当します。

契約違反が発覚した場合はペットを飼うのをやめるように言い渡されますが、退去を求められることや違約金が発生する可能性もあります。

そのため、ペットを飼う予定がある場合は、最初から必ずペット可賃貸を選ぶようにしましょう。飼育条件やルールを確認し、トラブルを未然に防ぐことが大切です。

2. ペット可賃貸をやめた方がいい理由とは?

「ペット可賃貸はやめた方がいい」と言われる主な理由について、順番に解説していきます。

理由① 家賃や諸費用が高い

ペット可賃貸物件は、周辺の物件と比較すると家賃・初期費用・退去費用などが高めに設定されています。

ペットによる損傷や汚れのリスクが高く、原状回復の修繕費用が通常よりも多くかかってしまうためです。

家賃は相場より1~2割ほど高く、敷金も通常より1か月分上乗せされる(入居時にペットを飼っている場合)といった場合が多いようです。

理由② 騒音問題などのトラブルがある

ペットを飼うと、鳴き声や足音などの騒音問題は避けることができないでしょう。

特に、犬の鳴き声は大きいためストレスの原因となりやすく、近隣トラブルに発展する可能性もあります。

アパートや築古マンションでは壁が薄い物件も多く、余計に音が気になってしまうかもしれません。ペット可賃貸を選ぶときは、物件の防音性も確認するようにしましょう。

理由③ においや汚れが気になる場合も

ペットを飼うと、室内のにおい・汚れ・傷などが発生しやすいという問題もあります。

そのため、退去時のクリーニング費用が高額になってしまうケースも多いです。

また「クリーニング後なのに前の居住者のペット臭がする」といった場合もあるようなので、ペットを飼っていない人は注意して内覧する必要があります。

理由④ ペットを飼わない人には合わない

ペットを飼わない人にとって「ペットによる騒音」や「動物のにおいや汚れが染みついている」といったことは不快に感じてしまうでしょう。

また、家賃も相場より割高感がある場合が多いです。

「ペット可賃貸がやばい」とネットで言われるのも、ペットを飼っていない人からすると上述のようなデメリットの面が多いと感じるためです。

結論として、今後ペットを飼う予定がない人があえて「ペット可賃貸」を選ぶのはあまりおすすめできません。

ペットを飼っている人にとっても、他の住民に気を遣って住み続けるのは大変かもしれません。

そこで、次の章ではペット共生物件について詳しく解説します。

3.ペットと暮らすなら「ペット共生物件」がおすすめ

ペット共生物件

「ペット共生物件」はペットと暮らすことを前提に設計された物件です。賃貸物件の中では最もペットと一緒に暮らしやすい物件といえるでしょう。

ペットを飼っている住民がほとんどで、ペットを通して住人同士のコミュニティができやすいのもメリットの1つです。

ペット共生物件の特徴

ペット共生物件の共用部や各部屋には、ペットのためのさまざまな設備が用意されています。

ペット共生物件の設備(例)

  • ● ペットの足洗い場
  • ● リードフック
  • ● ドックラン
  • ● キャットウォーク
  • ● 脱臭装置
  • ● ペット対応の床材・クロス

また、ペットと快適に生活するためのサービスを導入している物件も多いです。

例えば、ヘーベルメゾンのペット共生賃貸物件「+わん+にゃん(プラスわんプラスにゃん)」では、飼い主とペットをサポートする多様なサービスを提供しています。

ペット共生賃貸物件「+わん+にゃん」が提供するサービス

  • ● 専属の獣医師やドッグトレーナーへの無料相談
  • ● 入居者同士で交流できるペットイベント
  • ● ドッグトレーナーによる無料出張トレーニング
  • ● 提携ペットシッター会社の割引

(参考:ヘーベルメゾン https://www.afr-web.co.jp/hebel-rooms/feature/petkyousei/service/index.html/)

このような設備やサービスが整っている賃貸物件であれば、ペットと安心して生活することができるでしょう!

しかし、先ほども解説したとおり「ペット可賃貸の数はそもそも多くない」「家賃や諸費用が高い」というデメリットもあります。

次の章では、賃貸ではなく「分譲マンションでペットと暮らす」場合について解説します。

4. 分譲マンションでもペットと暮らしやすい!

ペット分譲マンション

ペット可賃貸は、数が少ない・家賃や諸費用が高いといったデメリットがありました。

一方で、分譲マンションはペットが飼いやすく、物件によってはペットに優しい設備も多いです。

新築分譲マンションはペット可物件がほとんど!

現在、新築分譲マンションの9割がペット可の物件といわれています。

2004年からマンション標準管理規約内に「ペット飼育に関する事項」が盛り込まれたのをきっかけに、ペット可になった物件が多くなりました。

ただし、マンションごとに「ペット飼育に関する細則」が定められています。賃貸物件と同様、ペットの飼育に関するルールを守らなければトラブルの原因となることもありますので注意しましょう。

また、築年数の古いマンションではペット禁止の物件もありますので、最新の情報を確認するようにしてください。

新築マンションは床や壁の遮音性が高いため、よくある「ペットの騒音問題」についても賃貸物件ほど気にする必要はなくなるでしょう。

ペットに優しい分譲マンションを紹介

ペットと暮らす人にとって嬉しい設備を用意している新築または築浅の分譲マンションを厳選して紹介いたします。

ヴェレーナ西新井

東武伊勢崎線「西新井」駅の新築マンション「ヴェレーナ西新井」では、犬・猫2匹まで飼育可能となっています。

共用部にはペットの足洗い場が用意されており、散歩帰りに利用しやすいです。

また、飼育可能なペットは「体高75cmまで」となっていますので大型犬も飼えることができます。マンションによっては「小型犬のみ可」という物件もあるので、大型犬と暮らす方にとっては嬉しいですね。

ウエリス相模大野

小田急小田原線「相模大野」駅の新築マンション「ウエリス相模大野」は、1階住戸に専用庭がある間取りプランを用意しています。

専用庭では大型犬が飼育可能となっており、広々した空間で遊ばせることができます。

また、マンションの周辺には複数の公園があるため、犬を飼っている方にとって散歩しやすい環境といえるでしょう。

ワコーレ西田辺リーヴス

2022年に竣工した大阪市住吉区のマンション「ワコーレ西田辺リーヴス」は、ペット共生物件となっています。

共用部には、ペットの足を洗える多目的洗い場ドッグランを設置しています。

また、マンション周辺にはペットと入店可能なカフェホテル付のペットショップなどが充実しています。

ペット可の分譲マンションは多いですが、ペット共生物件の分譲マンションはまだまだ少ないので、魅力的な物件といえるでしょう!

ペットに関するマンション購入の失敗談

ここからは住まいサーフィンの「実録!マンション・一戸建て購入のしくじり体験談」から、ペットに関するマンション購入の失敗談を厳選しました。マンションを選ぶ際は、失敗の声も参考にするとよいでしょう!

失敗談① ペット不可のマンションを買ってしまった

ペット不可のマンションを買ってしまい、とほほ
以前住んでいたアパートの家賃が高かったので、どうせなら買ってしまおうと思い、中古マンションを購入。失敗したと思ったのは、ペット不可のマンションであったことです。購入時、ペットは飼っていなかったので「ペット不可」というルールは気にもしていませんでしたが、長く住んでいると気が変わってきて、ペットを飼いたいと思うようになりました。その時の状況だけでなく、将来の家族像を想像し、十分に検討して物件を選ぶべきだったと思います。>>この体験談をもっと詳しく見る

失敗談② 犬の鳴き声やペットを追いかける足音がうるさい

犬の鳴き声やペットを追いかける足音に、とほほ
リノベーションされた中古マンションを購入。ところが、ペット可のマンションのため、犬の吠える鳴き声や部屋の中で暴れまわっている音が聞こえてきて、それを追いかけている飼主さんの足音が思ったよりうるさくてガッカリしました。とくに朝と夜は騒がしく、失敗したなと感じています。ペット可のマンションであれば、特に防音の性能を確認しておくことが大切だと思います。>>この体験談をもっと詳しく見る

ペット可賃貸だけではなく分譲マンションも選択肢に入れよう

ペット可賃貸は数が少ないため、希望の条件で物件を探すのが難しいかもしれません。

ペットと暮らす場合は、賃貸だけでなく分譲マンションも選択肢に入れることで、条件に合った住まいを見つけやすいといえるでしょう。

ここ最近は、物価上昇によって家賃も上昇しています。賃貸では掛け捨てとなってしまうため、早めのマンション購入検討をおすすめします。

こちらの記事では、マンションや住宅ローンの市況について毎月更新しているのでぜひ参考にしてみてください。

今後の金利はどうなる?住宅ローンの金利推移について解説!

住宅ローン金利の最新情報と今後の動向を解説します。

5.まとめ

今回の記事では「ペット可賃貸はやめた方がいい?」というテーマで解説しました。

ペットを飼うと、鳴き声やにおいなどの問題で近隣トラブルに発展しやすいため「ペット可賃貸はやめた方がいい」という口コミが多かったです。ペットを飼わない人にとってはデメリットが多いとわかりました。

また、ペット可賃貸の件数は全体から見ると少なく家賃が高めということもあり、ペットを飼っている人にとってもデメリットがあります。

ペットと暮らすときは、賃貸だけではなく分譲マンションも選択肢に入れることをおすすめします。

しかし、マンション価格も上昇しており、なかなか購入に踏み切れないですよね。また、物件価格の高騰以外にも、将来の金利上昇・建築費高騰・人口減少といった不安要素は多くあります。

マンション購入で後悔しないためには、やはり情報収集が重要です。

とはいえ、どうすれば良いか分からないという方も多いでしょう。
そんな方におすすめしたいのが、当サイト住まいサーフィン代表の沖有人が過去に出演した動画メディアです。住まい選びの参考になるので、是非ご覧ください。

▼PIVOT 不動産のウソを暴く
動画を見る

▼PIVOT 5年後、都心のマンションはどれだけ値上がりするのか?
動画を見る

▼NewsPicks プロだけが知る「令和の不動産売買」【沖有人vs中山登志朗】
動画を見る

このような動画などで情報収集をしつつ、最終的には資産価値の高い住宅購入を行い、リスクヘッジする事が重要ではないかと考えます。

例えば、新築マンション購入検討中の皆さんは、こんな経験はないですか?

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また、中古マンション購入検討中の皆さんは、こんな経験はないですか?

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  • ● 「適正な価格(沖式査定額:5,400万円)が分かれば、指値(値下げ交渉)を入れて、自分の予算内である5,500万円で強気に交渉出来るのになあ。。」
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