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「プレイロット」とは、マンションや団地の敷地内に設置されている子供たちが自由に遊べる安全な空間です。
プレイロット付きのマンションは、ファミリー層にとって魅力的な選択肢です。
この記事では、プレイロットの意味や設置するメリット、子供向け共用施設付き物件についてご紹介します!
目次
1. プレイロットとは?その意味と目的を解説
プレイロットの基本的な定義
プレイロットとは、不動産用語の一つで、都市における子供たちが遊ぶための幼児対象の公園を指します。
砂場やブランコ、滑り台などの遊具や休憩用のベンチなどを設けた屋外の遊び場です。
特に住宅地や団地、マンションなどの敷地内に設置される比較的狭い、簡単な遊び場のことをいいます。
大型のファミリー向けマンションに設置されていることが多いです。
プレイロットの目的と役割
プレイロットは、子供たちが安全に遊べる環境を提供するだけでなく、親子のコミュニケーションや地域コミュニティの形成にも寄与します。
また、子供の体力向上や社会性の発達、創造力の育成にも役立つ場所です。
プレイロットには、滑り台やブランコ、砂場、簡単なアスレチックなどさまざまな遊具が設置されることが多く、子供たちは自由に遊ぶことができます。
これにより、子供たちは自然に体を動かし、遊びながら学ぶことができます。
プレイロットは、都市部の限られたスペースを有効に活用する手段としても注目されています。
2. プレイロットを設置するメリット
続いて、プレイロットのメリットをみていきましょう。
子供の安全性を確保するためのプレイロット
プレイロットは、マンションや団地などの敷地内にあるため、保護者や地域の人の目が行き届きやすく、安心して子供を遊ばせることができます。
親たちにとっても安心して子供を遊ばせることができるため、日常のストレスを軽減する効果があります。
また、プレイロットは住んでいる人しか使えない専用の施設と、地域の住民も利用できる形を取っている施設があります。
マンションの敷地の一部を市民の公園として提供する「提供公園」としてプレイロットを備えたマンションもあります。
子供たちが集まり、一緒に遊ぶことで、コミュニケーション能力が自然と育まれます。
また同時に、親同士の交流の場となり、地域社会の絆を深める場ともなり、地域のコミュニティが強化されます。
物件価値の向上に寄与するプレイロット
プレイロットの設置は不動産価値の向上にも寄与します。
特にファミリー層にとって魅力的な要素となり、物件の付加価値を高める要因となります。
これにより、賃貸物件や分譲住宅の競争力が向上し、空室率の低下や販売促進につながります。
その他マンション内付加価値施設/キッズルーム・キッズスペースの違い
プレイロットは屋外の幼い子供向け施設とご紹介してきました。
現在では、プレイロット以外にも子供向けの共用施設は色々と創意工夫され作られています。
キッズルームやキッズスペースも中型や大型のマンションに設けられていることが多いです。
マンション屋内のスペースに作られていることが多く、パーティースペースや共同キッチンスペースに併設されていることもあります。
キッズルーム・キッズスペースにはまだ外遊びが不安な未就園児向けの遊具や絵本、マットなどがあり、安全に遊べるように配慮された屋内スペースとなっています。
プレイロット同様、子供たちが安全に遊べるよう工夫された施設です。
また、マンションの住民のみが使える施設になっており、特色あるマンションづくりの一端を担っています。
3.プレイロット、キッズスペースやキッズルームなど子供向け施設のある物件
プレイロットのあるマンション
次に分譲中のプレイロット付きマンションをいくつかみていきましょう。
● ブランズ都島
【所在地 大阪府大阪市都島区内代町】
『人と緑が交わるコミュニティーパーク(公開空地)』を備えたマンションです。
公開空地(こうかいくうち)は“マンションが管理している公園”です。
住人だけでなく、地域の人も集えるスペースとなっており、独創的な遊具や自然石のベンチが備わった開放的で寛げる空間です。
地域の住民に公園を開放することによって、高さ制限や容積率の制限などの緩和を受けたりすることが可能となります。
● オハナ蘇我ガーデニア
【所在地 千葉県千葉市中央区南町】
マンションの一部を「提供公園」としているマンションです。
提供公園は”マンションの私有地ではあるものの、マンションの完成後に自治体に譲渡され自治体が管理している公園”をいいます。
マンションの管理組合にとっては、固定資産税や維持管理コストがかかりません。
そして、公開空地と同様に高さ制限、容積制限などの緩和を受けることも可能となります。
また、こちらのマンション内には「マルチラウンジ」という、キッズマットなども設けられた大人も子供も寛げる空間も用意されています。
共用施設が充実しているマンションにはプレイロットだけでなく、キッズスペースなど子供向け施設など色々と併設されているマンションもあります。具体的にみていきましょう。
● ハイムスイート平岸ブランシエラ
【所在地 北海道札幌市豊平区平岸1条】
安全な敷地内の共用部に芝生が敷き詰められたプレイロットが用意されています。
また、雨や雪の日でも遊べる「インナーテラス」も配置され、子供たちが安全に遊べるスペースとなっています。
インナーテラスには小さい子供向けの低い滑り台なども用意されています。
● ウェリス三浦海岸
【所在地 神奈川県三浦市南下浦町上宮田】
遊具のあるオープンパーク(プレイロット)を配置し、ゆとりある空間づくりが行わています。
また、キッズスペースと一体化した子供も大人も寛げる「コミュニティパーク」という名の街に開かれた公開空地も備えており、共用施設の充実が図られています。
キッズスペースのおもちゃは情操教育を手掛けるボーネルンドのおもちゃでコーディネイトされています。
続いて、プレイロットはないけれど、キッズスペースのあるマンションを少しみていきましょう。
● プライムパークス横浜並木 ザ・レジデンス
【所在地 神奈川県横浜市金沢区並木】
小さな滑り台や絵本を置いた「キッズスクエア」の先に、遊んでいる子供たちを見守ることができる「センターテラス」があり、親同士のコミュニケーションも図れます。
絵本は世界中の絵本が手に取れるようにと、絵本レンタルサービス「ワールドライブラリー」が採用されています。
また、親子で工具を使ってモノを作ったり、お絵かきや工作のできる「マルチピット」という施設もあり、共用施設の充実度が目を引くマンションです。
● スカイプラザ・ユーカリが丘ゲートフロント
【所在地 千葉県佐倉市ユーカリが丘】
雨の日でも安心して子供を遊ばせることができるキッズスペースがパーティルーム横に作られています。
思いのままにお絵描きできる壁面ボードをはじめ、小さな子供でも安全に遊べるおもちゃや情操教育につながるおもちゃがたくさんあります。
共用のシアタールームやスカイテラスなど充実の共用施設でゆとりある子育てライフが過ごせそうです。
4.今注目のエスコンフィールドHOKKAIDO
次に見ていきたいのが、今注目を集めているエスコンフィールドHOKKAIDOです。
エスコンフィールドとは、日本エスコンがプロデュースし「医・美・食・居・楽」と多彩な北海道北広島ライフの発信拠点として設けられた街区です。
街の中には北海道日本ハムファイターズの新球場があり、北広島市と日本エスコンが市街地の賑わいを創出するため商業施設・マンションの建設・北広公園の整備など官民一体となり進めています。
その街の中心には『リポビタンキッズ PLAYLOT by BørneLund』という敷地面積は約1,900㎡の広大なプレイロット(遊び場)が設けられています。
子どもの健やかな成長に寄与する世界のあそび道具を作り出すボーネルンドの直営施設で、開放的な空間に、からだ遊び、想像遊び、自然遊びなど、赤ちゃんから小学生まで発達段階に合わせて楽しめる空間となっています。
「エスコンフィールド砂場」(参照 https://www.hkdballpark.com/shops/17/)
こちらの写真はプレイロット中の「サンドピット」と呼ばれる砂場ゾーンです。
この他「ジャイアントドーム」という大きなアスレチックや、屋内の木製遊具などたくさんの遊び場が備えられています。
また、エスコンフィールドHOKKAIDO周辺ではいくつかの分譲マンションも販売されています。
先に建築分譲された「レ・ジェイド北海道ボールパーク」はすでに完売。
現在分譲中の「レ・ジェイド北海道北広島」は第1期(91戸)即日完売になるなど人気を博しています。
● レ・ジェイド北海道北広島
【所在地 北海道北広島市栄町】
現在では公園の機能だけでなく、さらなる付加価値を持った様々な形のプレイロットが登場しています。
5.まとめ
この記事ではプレイロット付き物件のメリットなどについて解説してきました。
また、プレイロット付きマンションや屋内のキッズスペース、そのマンション独自の子供向けスペース付きのマンション、また新しい形のプレイロットがあるエスコンフィールドHOKKAIDOについてご紹介してきました。
ここではご紹介しきれていない、共用スペースに様々な工夫のあるマンションが多数あります。
付加価値のあるマンションは専用スペース以外で生活を充実させてくれる大切な要素となりえます。
マンションをご検討の際には共用スペースの充実度もマンション探しの目安の一つになりますので、是非チェックしてみてください。
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