出演して初めて分かったが、この番組の影の司会は、大竹まことさんだった。
論点④団信では死なないと補償されない
若い人は団信ではなく「所得補償」に入っておけば
病気で住宅ローンが支払えなくなっても家をとられることはないという主張だが、
賃貸でも所得がなくなれば住み続けられないのは同じ。
論点⑤賃貸の方が生涯コストが低い!?
そもそも同じ場所に同じ建物を持ち家と賃貸で横並びに建てたとして、
賃料と金利と税制の3点でどっちが有利か決まる。
金利と税制で優遇される持ち家が賃貸のような地主の不動産投資に負ける訳がない。
せめてどっちもどっちと結論付ける住宅情報誌が多いが、それはどちらもビジネスにしているからいい勝負にしておく必要があり、
条件をごまかしているに過ぎない
単純に計算したら、持ち家の方が安いし、住宅の質もいいのは計算しなくても自明の理である。
論点⑥空き家問題???
何百万戸も空き家があるのに、持ち家を買うのは、住みたい空き家がないからだ。
住める空き家はほんの一部だし、今空き家になっているものは、
長年修繕もしていない居住環境を満たしていないデッドストックでしかない。
実際の空室率は賃貸でも10%、REIT(上場不動産投資信託)の運用物件は5%であり、
ちゃんとしたオーナーは空き家に困ったりしていない。
人の住まないアパートでも壊してしまうと、固定資産税が6倍高くなるので、残しているだけで、
これは、「空き家対策特別措置法」で適性化が図られることになる
空き家はストックベースで考える。新規供給のような単年度のフローの話は意味がない。
もし、空き家が多くて需給バランスの問題になっているのなら、賃料はとっくに大幅に下がっている。
[第441号]「TVタックルのその他論点」
2015年06月26日