リクルートのマンション契約者調査によると、生前贈与を受けた人は26%で、その平均額は760万円という結果になっています。特に、34歳未満の方では30%を超えています。
このように贈与の特例は購入に関して大きなプラス要因として働いていることが分かります。
ちなみに、自己資金の平均は1100万円ほどで、年収水準も比較的高い水準であると推し量ることができます。
私がここで言いたいのは、現在の身の丈のワンランク上を目指したマンション購入で、その根拠は以下の通りです。
①相対的に勝ち組に入る方は将来的にも年収が上がっていく確率が高い(統計上、明らかです)
②生活水準やニーズは徐々に変わっていくので、立地や面積に縛られない(少し余裕のある)生活が望ましい
③相対的に安い物件にはそれなりの訳があるので、立地や構造などには細心の注意が必要である
④比較的高額な物件の方が資産価値が高く維持される可能性が高い
ワンランク上を目指すのに、最も端的な方法は生前贈与です。親御さん一度相談してみて下さい。喜んでくれるかもしれませんよ。
[第86号]生前贈与でワンランク上を(08/02)
2006年08月02日