最近、中国の方が都心の高額マンションを買っていくケースが増えています。
また、外資系ファンドが日本の不動産を購入していることは雑誌などでも取り上げれている通りです。
お金はグローバルに使い道や投資先を探しているという訳です。
そんな中、東京という街の魅力は世界的に見ても非常に高いと言えます。
経済や文化の中心地としても、交通網や安全性に関しても、世界の都市と比較して優れている点が多いというのは世界的なコンセンサスと言っても過言ではないでしょう。
そうした東京の中での一等地やロケーションはさらに稀少価値を生んでいます。
日本の総人口が減少し始めたものの、都市への集中と過疎化の傾向は進んでおり、東京は日本の中でも最も人口が減少するのが遅れることは必至と考えています。
長い目で「東京の将来性を買う」と考えると、いつかは衰退していく郊外部と世界的な都市として肩を並べ続けるであろう中心部であれば、価格が上昇している中でも安易に都心から離れるのは禁物と考えます。
1つのマンションに一生住み続ける確率はあまり高くないので、移転による売却をすることも考えると、資産価値が落ちにくい立地での目減り分と返済総額をトータルに考える視点を忘れないようにして下さい。
[第123号]世界の東京(6/20)
2007年06月20日