被災地の風景は突然一変する。
津波の影響は波の高さで決まる。沿岸から離れれば波は低くなり、1階部分を筒抜けにしていた戸建群があるところでピタリと止まる。
海沿いでも高台の上は無傷となる。
海の近くだけでなく、川の近くも危険で、橋や中洲の損傷の大きさはその猛威を想像させる。
津波は重力に従う。重力は高さには抗うことはできない。
逃げる方向は「上」である。
最近、新築マンションの査定をしているが、その際に標高を調査している。
近傍のマンションと比較する際に重要な情報の1つだ。もちろん、標高が高い方が価値が高い。
荒川の氾濫や東京湾の津波などが想定されているが、影響範囲は標高が決める。
川の氾濫は治水改良で激減したが、なくなった訳ではない。
自然災害に対する対策に慢心することなく、先人の知恵に再度学ぶ必要がある。
この際、自宅の標高は知っておいた方がいい。そうしたリスク把握は今すぐやることができる。
標高は住所を入れれば、以下のサイトで判明する。所要時間30秒。
http://wisteriahill.sakura.ne.jp/GMAP/GMAP_ALTITUDE/index.php
[第325号]「水害を避ける方法」(12/27)
2011年12月27日