今週の「ダイヤモンド」と「東洋経済」でマンションの特集が組まれています。
両方力作ですが、主たる論旨は「価格の高騰」です。
このコラムでも年初から書いているように、今年は不動産インフレが顕著な年で、デフレは今や昔の感があります。賢い人は残り少なくなった「旧価格」物件を手に入れたことでしょう。そうした方は短期的にも転売が可能ですし、金利の節約額も長期的にかなり得をしたはずです。
これから選ぶ方は価格はもちろんのこと、品質にも厳しい目を持って下さい。単価が上昇したので、「郊外へ」とか「売主は目をつむる」とか相対的に価値を落とす選択はお勧めしません。再開発アンケート結果に見るように、価値の高い物件は価格も高いが、値下がりも小さいものです。
https://www.sumai-surfin.com/enpuete_result/id08.html
マンション価格はほとんど立地で決まりますし、「安物買いの銭失い」にならないためにも、物件の吟味は「地域一番」になるような立地やグレードのものを少し背伸びしてでも購入された方がいいと考えます。そのために、贈与の特例を利用するのは親御さんも喜んでくれるはずです。
インフレの時ほど、安易な選択を戒めて下さい。
[第84号]経済誌のマンション特集(7/11)
2006年07月11日