沖有人のコラム 不定期
沖 有人

[第280号]「地ぐらい」再考(2/22)

2011年02月22日

不動産の隠語で「地ぐらい」というのがある。
定義は明確でないが、「地ぐらいが高いとは由緒正しいところ、低いとはあまり人が住みたがらなかいところ」を指す。
隠語なのは、そもそも土地に位がある訳でなく、差別的だと受け止められる可能性があるから。
私も差別する気は全くないし、すべては価格調整されるものと考えている。

昔は人口も少なく、空き地もたくさんあったので、立地を選ぶ際に、地ぐらいは重要な要素だったかもしれない。
最近は、再開発で街は一変しているし、都市への人の流入は土地の色合いが薄まる傾向にはあるので、人の感じ方も変わってきたように思う。

例えば、先日「墓地ビューがいい」という話になった。酒井法子の住んでいたマンションは青山墓地の北に位置する。
タワーなので、南側の高層階は「空」がビューになり、墓地ではない。また、墓地は半永久的に建物が建たない。
そうなると、著名人のお墓であるお花見会場は、デメリットではなく、メリットととらえる人もいるだろう。
実際、青山通り付近の高層階は南青山が低層しか建たないために、絶景であり、住宅価格もオフィスの賃料もかなり高い。

そこで、今時の皆さんに聞きたい。「地ぐらい」をどの程度気にしますか?
リアルタイム投票で、皆さんに投票してもらおう。
https://www.sumai-surfin.com/vote/voting.php

また、ツイッターでは地ぐらいに影響する1つの要素と言われている「心霊スポット」を皆さんから募集したい。
霊感の強い人には感じてしまう場所だが、気にしない人は全く何とも思わない、そんな微妙な住宅地。
今回は首都圏(1都3県)に限定します。
こうした情報はあまり表に出ないので、知っておくと転ばぬ先の杖かもしれない。
続きはツイッターで
http://twitter.com/#!/sumai_surfin

この記事の編集者

沖 有人

住まいサーフィンを運営するスタイルアクト株式会社代表取締役。 マンションに関連するベストセラー作家。テレビ出演多数。マンション購入の動画講座を無料公開している。

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