2009年は局所的に値引き状況が異なる状態になりつつある。
エリア内の競合物件の値下げ状況を横目で見ながら、刻一刻と販売価格が変化する中、購入予定者は情報収集と購入判断を迫られるところもあれば、そうした動きが見られないところもある。
そもそも分譲マンションは周辺集客が基本で、近隣の賃貸居住者の購入がベースである。
価格高騰の折には、郊外への移転を考える人も一定量増えたが、その動きは一部に止まり、郊外物件の売れ行き不振を招いた。
今、近傍で購入できそうな価格帯になってきているなら、人の移転距離は短くなる。
今年の価格動向は局所的に判断が異なるだけに、チラシ・ホームページ・モデルルームなどから情報を仕入れて、適確に判断することが望まれる。
せわしない1年になりそうであるが、情報収集にいそしむとその効果が高い年でもある。
[第185号]エリア相場に着目(1/13)
2009年01月13日