分譲価格が上がると、分譲戸数は減ります。
インフレを予期して、事業者が供給の先送りをしているという話しもありますが、価格が高くなると、需要が減ることもあり、供給は減るものです。
つまり、分譲価格×分譲戸数=市場規模は価格が動いてもあまり変わらないということです。首都圏の分譲マンション市場は3兆円台でコンスタントに動いています。
購入する側からすると、供給が減るので、その分、選択肢を増やすのはどうでしょう?
家の取得に興味を持つ時期は一時期だけなので、そんな折に、いろんな見聞と見識を持つことは、重要な経験になります。
賃貸物件や土地購入や分譲戸建や注文住宅(住宅展示場に行って見るとか)、中古マンション&リフォームなど、選択肢を拡げると、いろんな見方で得られるものです。とかく、分譲マンションが画一性が強いだけに、最初からマンションばかり見ていると、「こんなものか」と思いがちです。
この際、いろいろ見てみましょう。決めるまで、お金がかかるものでもないので。
[第88号]価格と戸数の微妙な関係(8/21)
2006年08月21日