自宅を売却する際に仲介会社がやってくれることは何か?
それは「広告を出すこと」以外に、ほとんどない。
「高く売ります」と言おうが、やることはほぼ一緒であり、
「お客さんがいます」と言おうが、なぜか媒介契約するといなくなる。
仲介会社が物件の囲い込みをするのは、両手仲介をしたいから。
そのための手法は時間をかけて「干す」こと。
なので、専任媒介契約を最長の3か月で結びたがる。
詳細は、ベストセラー「マンションは10年で買い替えなさい」を参照して欲しい。
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では、賢い売り手は何をしているか?
媒介契約の期間を1か月にし、1社専任ではなく一般媒介契約を結ぶ。
どちらかを選ぶなら、短期間化を選んだ方がいい。専任を許すということだ。
そうすると、1か月以内に結果を判断できて、いつでもいい買い手と契約に持ち込むことができる。
1か月後には次の戦略を取る。価格を下げるなり、別の会社に頼むなり、変えないと見込み薄である。
その上で、3か月以内では決めないと、それ以上出ている物件は売れ残り扱いになるので要注意だ。
不動産は生鮮食料品と同じで、鮮度が薄れると魅力がなくなり、相手にされなくなる。
今は売り物件が少ない時代。販売戦略が明確な人と組むか、自分で作るしかない。
タワーマンション節税の元祖としては、都心のタワマンに限っては相談にのれるかもしれません。
[第438号]「自宅を売る際の賢い新常識」
2015年05月17日