不動産経済研究所によると、来年の首都圏マンションの供給戸数の内、コンパクトマンションが3割を超えると言う。
それがこんな記事になるが、ここでコメントされていることは全部ウソだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120204-00000004-rnijugo-ent
(需要)
コンパクトタイプのニーズはファミリータイプと比較したら、僅かしかない。
世帯人数が減っても、マンションの面積と部屋数は大して減らない。
こんなことはデベも販社も数字で把握している。
(実態)
コンパクトマンションが増えるのは、デベが高値で土地を購入してしまったから面積を小さくしただけだ。
面積を小さくするのは、分譲価格を抑えたいから。例えば、3900万円・66㎡・3LDKとか、3300万円・54㎡・2LDKとかになる。
これは供給者の論理でしかない。これを買った人は大損することになる。ババ抜きゲームだ。
(資産価値)
コンパクトは立地次第で大幅に値下がりする。単純に需要がないからだ。
そして、新築マンションを投資用で買って賃貸したら、それ以上に大損する。
資産価値があるコンパクトマンションはほとんどない。
(購入者はどうするか?)
まず、コンパクトは超一等地以外は手を出してはいけない。
新築市場にコンパクトばかりなので、そんなものかと思ってはいけない。
中古市場になったら、過去の大きめの3LDKと比較して圧倒的に見劣りし、値下がりする。
無理してでも70㎡超えを立地を妥協せずに買った方がいい。
資金不足なら、親に贈与や借金の相談をしよう。
それができないなら、中古市場で納得できるものにしよう。
家の購入は1度失敗すると、住み替えできずにゲームオーバーになる。
そんなリスクを冒してはいけない。
[第333号]「コンパクトマンションに気をつけろ」(2/6)
2012年02月06日