AERA 4.16号 「負けない住み替え術」P.54
先日、私のセミナーの話を聞いた記者さんが触発されて、特集を作ってくれた。
テーマは「住み替え」。
この記事にも出て来るように、世帯が引っ越すには「動機とお金」がいる。
先週書いたように、マンションを購入して含み益がある人には、お金がある。
住み替えると含み益がキャッシュに変わるので、それが動機になる。
不動産は世帯ニーズに合わせて住み替えながら、使用価値と資産価値を最大化させることを狙う。
その住み替え可能な確率が4割なので、物件を見極めないとそうならない。
同じ会社に勤め、同じ時期にマンションを購入しても、どの物件を選んだかで住み替えの可否が決まってしまう。
これを「マンション格差」と呼ぶ。
この格差は全員が勝ち組になることも理論上可能だ。
儲からない、含み益を生まないマンションを買わなければいい。
もしくは買うにしても、含み益が出る水準まで値引いて買えばいい。
要は購入者が賢くやればできる話だということだ。
[第344号]「AERAの住み替え記事」(4/10)
2012年04月10日