本にも書いた格安マンションとして有名なシティタワー品川が2件競売に出た。
新築時にあまりに安かったので、5年間は転売不可の条件が付いていたが、持ち主が住宅ローン返済に滞ったので、異例の売却。
その結果が以下。
●34階、2LDK・71㎡(北側)
新築 価格:2,572万円
裁判所評価額:2,600万円
競売落札価格:3,800万円(落札者:個人)
値上がり額 :1,228万円のプラス
●34階、3LDK・86㎡
新築価格 :3,475万円
裁判所評価額:3,654万円
競売落札価格:4,859万円(落札者:法人)
値上がり額 :1,384万円のプラス
ここから言えることがいくつかある。
①値上がり額が1200万円を超え、安い方は約50%アップになった
②法人が落札した方は、転売業者なら購入価格の10%以上高く売ることを目論んでいると想定される
③裁判所評価額(by鑑定士)は、全く的を得ていない
「どの住戸を買っても現時点で売却したら、5割以上・1500万円は値上がり益がある」と本に書いた。
競売が市場価格よりも安く入札されることから、この予想は当たっている。
こうした物件は滅多にないが、値上がり必至の物件は丹念に探している人にしか見つからない。
それを容易にするのが、新築時価と儲かる確率となるので、活用して欲しい。
[第384号]シティタワー品川の競売結果
2013年03月18日