不動産経済研究所の調査によると、前月比2000戸余り増で販売在庫が1万戸を超えた。
売れ行きにかなりの急ブレーキがかかっており、かなり深刻な状態に陥っている。
購入者側からすると、「値引き交渉」という落としどころを探る展開だと言って良い時期だろう。
半年・1年先を見越して分譲価格が下がったとしても1割り程度だと想定している。土地価格・建築費は既に決まっている中で、利益を吐き出すにしてもその程度なので、ひとつの目安にしていいだろう。
販売側からしても、マンションのようにカウンターセールスをする場合、来場してくれなければ手も足も出ない。
来てもらったお客さんに対して如何に妥協点を見つけるかは販売側も望んでいるところが多い。
購入に向けての注意点は、「欲しい物件に限って」考えるということに尽きる。
単に安くしてくれたから買うというのは安易な購入だけは避けた方がいいと思う。
[第147号]販売在庫1万戸(1/22)
2008年01月22日