持家か賃貸かといった雑誌特集はよくあるが、答えはいつも玉虫色にされる。
これは大人の事情に過ぎない。
賃貸住宅の面積を分譲よりも小さくするから、ほぼ同額になる。
同一の住戸に住めば、生涯支払額は平均しても1.5倍程の差になる
実際は、持家の方が圧倒的にお得になる。
特に、平均寿命が90歳時代の今、長生きの分だけ賃料負担が重くなる。
年収がある会社員にとって、賃貸の選択は不利になるだけだ。
この点において、疑いを差し挟む余地はない。
首都圏の分譲マンション適地はどこで買っても賃貸有利にはならない。
それに、日本では分譲と賃貸で住宅の仕様が異なる。
構造・内装・設備・資材まであらゆることのグレードが違う。
日本の賃貸住宅は、地主が土地を有効活用するために建てられることが多い。
住宅は、自分が住むか住まないかで仕様が大きく異なるものだ。
コストパフォーマンスのパフォーマンスは分譲と賃貸で相当に違う。
生涯賃金が限界的なら、生涯住宅コストを変えた方がいい。
その指南を始めることにしよう。
[第337号]「長寿命時代には持家購入が圧倒的にお得」(3/8)
2012年03月08日