2015年から相続税は増税されるが、その対策は遅れている。
相続税対策はなるべく早くやっておいた方がいいのにもかかわらずだ。
そんな相続税対策として有効なのが、タワーマンション節税だ。
都心のタワーマンションは相続税評価額を8割下げる効果が分かった。
つまり、1億円の物件の価値を2000万円に落とすことができる。
(1億円-2000万円)×相続税率が節税額になる。
これまでタワーマンションが評価減を取りやすいことは一般論で語る人が若干いたが、
これを大規模にキチンと調べたのは本邦初だ。
この「タワーマンション節税」について取材を受けた結果が、
今週の週刊朝日とPRESIDENTで紹介されている。
特設サイトはこちら http://www.tower-tax.com/
不動産の相続税の際の評価は少し変わっている。
土地を100%とすると、戸建は70%、マンションは40%が購入価格に対する評価額になる。
このマンションを他人に貸すと20%まで下がる。
自宅を引っ越す際に、そうした相続対策も知っている方が得になる。
誰でも亡くなる可能性はあるし、資産の移転は意図的にしない限りそうはならない。
タワーマンション節税の注意点を1つ上げるなら、値下がりしにくい物件選びに尽きる。
中古サーフィン倶楽部で厳選中古を紹介しているのと同じ仕組みで、割安に買うところに始まり、
拙著で紹介したマンション選びの7つの法則に従い、
高値で売却することで資産を極力多く移転させることができるようになる。
原則は常にシンプルであるが、その物件の目利きは簡単ではない。
プロをうまく使う賢さが求められる。
[第405号]「タワーマンション節税」
2013年09月25日