新築マンション価格のインデックスは過去1年上がり続けている。
※【①買い時指数】新築・中古価格指数の比較(四半期単位)参照
これは主に建築費高騰によるところが大きかった。
ここまでは、アベノミクス前の話。
アベノミクスで、円安になり、資材価格は高騰している。
4月から値上げされたものは枚挙に暇がない。
建築費はデベの想定以上の状態になっている。
これに日銀の金融緩和政策が加わる。
資金は不動産に向かい、今度は土地価格が上昇し始める。
この影響は1年後に出て来ることは必至だ。
過去1年緩やかに上昇し、今後も上昇を続けるので、消費税に関係なく、購入時期は遅くなるほど、価格は高くなる。
そんな中、新築分譲市場に外国資本が入ってきている。
低金利で、先行きの価格高は、彼らには「明らかな買い」に映る。
現在の価格は本にも書いているように、高いとは言えない。
今のうちに買わないならば、一生買えなくなる可能性も否定できない。
インフレで最も価格が上がるのは、不動産である。
そして、日本の持家率は高いので、資産インフレ政策が取られると喜ぶ人の方が多い。
持てる者と持たざる者の区分けが起きつつある、と大局的にとらえる相場感である。
[第388号]「マンション価格は当面上がり続ける」
2013年04月08日