以下のURLのスライド2の新築と中古の価格指数を見て欲しい。
https://www.sumai-surfin.com/service/kaidoki/
2004年初頭を同水準として、新築の値上がりに中古がついてきた。
2010年くらいから新築供給が少なかったので、中古に顧客が流れ、中古の独歩高になった。
グラフの新築と中古の価格指数の乖離幅が拡がりすぎると、中古になった時に値下がりすることを証明する。
まず、スライド2の2007年4月~2009年9月までの2年半の間の乖離率はちょうど10%になる。
これに対して、スライド3の分譲年別中古騰落率(新築からの値下がり率)を見ると、年を遡るほど中古騰落率は下がる。
築年が経つと中古価格が下がるからだ。
そんな中にあって、2007〜08年が既に15%以上価格が下落している。
この前年の2006年がマイナス5.7%なので、10%もの差が出ている。
これは、先ほどの新築と中古の乖離率と同じ割合だ。
スライド2で新築-中古の乖離が10%開くと、スライド3のように中古になった時に10%値落ちする。
このように、マンションは「いつ買ったか?」が重要な分岐点になる。
分譲価格が5000万円なら500万円の差が1年のずれで生まれたことになる。
2011年は中古指数が新築指数を上回っており、「中古になっても値下がりしにくい」ことを表している。
「新築マンションの買い時」とは、買いやすさで決めるのではない。
値下がりしにくいタイミングこそ、「新築マンションの買い時」となる。
それはまぎれもなく「住み替えしやすさ」を表している。
現在は、明らかに「新築マンションの買い時」になっている。
[第342号]「新築が買い時の証明」(3/27)
2012年03月27日