数十年振りの大雪で一面の銀世界となった。
ここで問いたいのは、雪かきの状況がマンション毎に異なる点である。
例えば、管理会社の方が早々にやってくれるマンションもあり、
こうした場合、相当な管理費を支払っていることが想定される。
また、管理組合員(入居者)が率先して取り組むマンションもある。
団結力が強く、問題を解決する方向に動くバイタリティがある。
これに対して、「溶けてくれるだろう」「誰かがやるだろう」と
日和見を決め込む人ばかりのマンションもあるだろう。
最悪は、「うちのマンションはダメだな」と嘆くだけの三流野郎だ。
雪かきの必要性は、足元の悪さだけでない。
雪が落ちることの障害リスク、路面凍結でのスリップ事故リスクなど
不慮の事故も関わってくる。
好例に見たように、お金で解決できているパターンと相互扶助パターンがあるが、
これらの対応はマンションの管理状態、ひいては資産価値に関わる問題となる。
タワーマンションで管理規約に禁止事項として書いてあるのに、
ふとんをベランダに干すことを守れないマンションは紛争問題や事故も多い。
集団で住んでいるのだから、問題や事故はつきものである。
予防できる事故を回避するための対応はしなければならない。
どの水準を当たり前にするかは、住んでいる人の民度の問題である。
※ここでの民度とは、住民の経済力や行動様式の成熟度を指します。
[第415号]「雪かきはマンションの民度の表れになる」
2014年02月09日