最近、都心の物件数が大幅に減少しています。
用地の仕込み状況を聞いている限りは、この傾向は今年以降続きそうです。
2003年にマンションの都心回帰が顕著になり、2004年以降はその傾向が沈静化し、最近は「ドーナツ化現象」が始まった感があります。
こうなりつつある理由として、都心部の土地高騰があり、これはビル市況の良さや不動産投資ファンドの買い意欲が旺盛なことから波及していると言うのが実態です。
マンション購入者の希望価格帯のボリュームゾーンはあまり変わらないので、都心で物件価格が上がるようでは買い手が少なくなります。そうなると、購入可能な価格帯の場所にシフトするというのがマーケットの構造です。
こうなると、都心物件を探している方は物件が少なくなり、高くもなります。そこでの対応は、中古物件も合わせて検討することです。築浅物件ならば現在よりも設備水準が同等以上のものもあります。(土地が上がり始めた2~3年程前までは建物や設備にお金がかかっている物件が多い)
住まいサーフィンの物件検索対象物件は2002年頃から消さずに入っているので、物件評価も付いている可能性があります。
https://www.sumai-surfin.com/search/index.php
また、現在の中古実勢価格も物件単位で分かります。
https://www.sumai-surfin.com/price/toraku.php
検討の一つに加えてみるのはいかがでしょう。
[第63号]都心物件減少(1/25)
2006年01月25日