ここ数年で多くのデベロッパーが倒産や事業縮小した中で、比較的元気のある企業には次世代を担う人材が増えているように感じている。
そうした人たちの特徴は他業種をベンチマークにして新たな手法を取り入れているところにある。
これまで不動産開発事業は意思決定が非科学的に行われてきた面が強い。
科学的に説明し難いものではあるが、だからといって思考を停止してしまっていい訳がない。
ブランド戦略にしてもISO基準で品質管理をしたり、事業収支をIRRで計算したり、リスクヘッジ手法の知見を他業種に探したり、アプローチは様々であるが、業種を超えた普遍的なアプローチは業界を少しずつ変えていくものと思う。
そうした一助になるのであれば、私も興味をそそられ、前向きに取り組んでいきたいと考えている。
[第251号]デベロッパーの世代交代(6/28)
2010年06月28日