これは業界の中でも、ある会社の隠語。
供給が少ないエリアの買いたい需要層を指す。
マンション市場は、①に価格、②にエリア需給バランス、③に物件コンセプトが重要になる。
それをきちんとマーケティングしているところは皆無で、ドタ勘でやるのが不動産屋の流儀だ。
それを「経験と勘と度胸」と言う。
そんなことをしているから、マンション専業デベロッパーは「倒産」する。
当たり前の話だが、供給過剰で需要は枯渇する。
そんな物件を買うと、値下がりも大きくなる。
そうした物件の最後は大幅値引きをしたり、大幅に仕様を下げたりするからだ。
購入する物件の近辺はその前の供給量とその後の予定物件をチェックしておいた方がいい。
購入者側は身銭の話だ。供給者側のレベルに合わせてはならない。
[第324号]「エリアヴァージン」(12/26)
2011年12月26日