地価を予測するのはかなり難しいので、以下の仮説は参考程度に読んで下さい。
商業地価と住宅地価には適度な相関があるので、商業地が上がれば住宅地も上がる傾向が強いものです。
オフィスの需給予測をしたものを見ると、当面需給はタイトで賃料は2010年までは上昇傾向になると予測されています。
そうなると、不動産の価値が収益性で決まる今日では、賃料が上がるならば地価も上がる可能性が高くなります。(金利も重要なファクターですが、ここでは無視します)
では、いつピークアウトするかというと、1つの目安として、消費税改定前がピークになる可能性が高いと考えています。
2010年前後に税率を上げる可能性が高いのと、この時期に市場価格がピーク期を迎えるからです。
1996年の消費税改定(3から5%に)時期に、駆け込み需要が発生し、その後反動減が起きたことから照らすと、反動減とともに地価の下降期に入ると考えている訳です。
これからは、地価や金利の動向、そして消費税の改定に関する情報収集が資産形成に大きく影響するので、注意して下さい。
[第102号]地価はいつまで上がるか(12/21)
2006年12月21日