神奈川県政令指定都市(各1位)
の年収ランキング

  • 年収データの算出には複数年度の総務省統計局 「国勢調査」「住宅土地統計調査」、 国税庁「民間給与実態統計調査」、その他スタイルアクトが独自に調査を行った不動産マーケットデータを元にスタイルアクトが推計を行った。
  • この調査における「平均世帯年収」は、全世帯から単身者や夫婦のみと推定される世帯を除外して算出した。
  • 学区域は国土交通省国土政策局「国土数値情報(小学校区データ)」2021年時点のものをもとにスタイルアクトが独自に調査、加工した。
  • 新築70m²相場は、2023年12月時点の相場価格をスタイルアクトが独自に調査、推計した。

発展と歴史、温故知新を重んじる学区に高年収層集まる。

要旨

◆東急田園都市線沿線で官舎や大手企業社宅を学区に持つ宮前平小学校が1位

神奈川県の特徴

神奈川県で最も年収の高い小学校区は川崎市宮前区の宮前平小学校でした。国家公務員宿舎や大手企業の社宅が学区内世帯の10%を占めており(神奈川県平均は3%)、平均年収を押し上げています。
他に特徴的な学区としては、神奈川県内で世帯年収が高い青葉区にあって、持ち家率と住宅平均面積が区平均より更に10%以上高い荏田西小学校(横浜市青葉区)や、新横浜駅を最寄り駅とし、横浜アリーナなどの大規模施設が存在する都会の機能と、緑の多さが両立している大豆戸小学校(横浜市港北区)も上位に来ています。
また、横浜市中区で1位の元街小学校は、高級住宅地として名高い山手エリアを始め、中華街などの山下町も学区内に含む、やや広い通学地域を有しています。石川町駅と元町・中華街駅を最寄り駅とする利便性の高さに加え、眺望・住環境の良さ、優れた教育環境も人気です。
一方、七里ガ浜小学校(鎌倉市)のように、歴史や文化の残る高級住宅地を含む学区や、東海岸小学校(茅ヶ崎市)のように、温暖な気候や湘南らしさを求める人が集まる学区も上位となっています。

総括

神奈川では、学区選択制がほとんど採用されていないため、小学校の選択肢が少なく、住居の場所によって学校がほぼ決まってしまいます。また、東京23区と比較すると、大規模開発などによる環境の変化が生じることが多く、住宅購入時に今後の開発計画を視野に入れて検討することが重要となります。

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