東京都世田谷区赤堤にお住まいの先輩ママに、1歳のお子さんが公立認可保育園に入園した際のことをお話していただきました。
入園基準がわからないから、皆が不安になる!
仕事がライフワークといえるほど好きな仕事だったので、絶対にやめたくなかったのですが、夫も私も実家が遠方でだれも面倒をみてくれる人がいませんでした。10年前は今よりも保育園が少なくて、世田谷区は待機児童が全国でもトップクラスの多さでした。正直、保育園に入れることができないのではないかと覚悟していたのですが、あっさりと第1希望の保育園に入ることができ、かなり驚きました。現在は保育園が相当増えて、待機児童はかなり減ったようです。ただ、保育園に入ることができる順番の基準がわかりにくいので、まだまだ保護者の不安はつきないのではないでしょうか。もっと保育園や保育ママが増えて、希望する人がみんな不安なく入れるといいと思います。
毎日の報告をかかさない先生への不満は一切なし!
他の保護者の方は自分より若い人が多いと思っていたのですが、意外と同世代ばかりでした。また、メディアで報じられるような保護者同士の軋轢やトラブルが一切なく、大変快適な人間関係だったのが、いい意味で意外でした。家から近い、ではなくて職場に近いということで選んだ保育園でした。普段は自転車で送り迎えができて大変楽なのですが、雨が降って自転車が使えないと本当に困りました。先生方は、忙しい中できちんと一人ひとりの報告を毎日してくださり、感謝しかありません。5年間、少なくとも私は先生に対しての不満やトラブルは一切ありませんでした。ルール面では、使用済みのおむつを持って帰らなくてはいけない、というのはなんとかならないかと思いました。わざわざ個人の袋に入れたりするのは、逆に先生も手間ではないかと感じました。1歳児の時には、お約束通りとにかく感染症をもらってきて、しょっちゅう休みました。慌てて近辺の病児保育の施設を探して登録しました。結局1回も利用せずにすみましたが、保育園がダメな時の預け先は前もって調べておくべきだったと思いました。
ママ友は仕事をしながら子育てをする戦友!
子どもが小さいうちは、仕事が息抜きでした。仕事を終えてお迎えにいくときに、「ああ、これからが本番だ」と思っていました。好きな仕事なので、そう感じたのだと思います。夫は非常に家事育児に積極的だったので、とても助かりました。ただ、やはり仕事が忙しいとどうしても夜遅くまでワンオペだったので、大変な時はありました。子どもができる前から、きちんと家事を分担していたこと、妊娠中に「自分が主体的にやるくらいの気持ちで育児をしないなら産みません」と言っていたのがよかったのかもしれません。ママ友との関係に不安を感じている人もいるかもしれませんが、みんな仕事を持っている人たちなのでとても忙しく、あまり他者に深く干渉しない大人な人たちが多いと思います。逆に仕事をしながら子育てをする大変さをわかりあえる戦友のような関係をつくれる可能性もあります。是非「困った時はお互い様」の気持ちをもって、ママ友と接してみてほしいと思います。私も子どもが中学生になった今でも、保育園のママ友4人が一番の親友というくらいの付き合いがあります。