2020年以後も勝ち続けるマンション戦略バイブル
沖 有人(おき ゆうじん) 著
- 単行本:248ページ
- 出版社:朝日新聞出版
- ISBN-10:4023316873
- ISBN-13:978-4-02-331687-4
- 発売日:2018/03/13
- 商品パッケージの寸法:A5判
「オリンピック宿舎は当選保証付きの宝くじになる」「ダウンサイジング都心回帰」「学区で選ぶマンション」「消費税10%は価格下落圧力か」など、日本最大の不動産ビッグデータを持つ著者による確度の高いマンション市場の未来予測。
本書は2013年以降の市況や社会情勢の変化を踏まえて、これから自宅を購入する人、買った自宅を売却する人の指針となるよう構成している。タイトルにもある通り、現在から2020年以後を見据えた市場のトレンドに焦点を当て、住まいの選び方・買い方・売り方・投資の基本・相続対策等、マンションを用いた投資に関するすべてを網羅した決定版である。
多くの人にとって人生最大の買い物であり、資産の中で最も大きな割合を占める『自宅』。この最大の資産が、購入後値上がりするのか値下がりするのかが、ライフスタイルの自由度を決定する。
あなたが、自宅マンション戦略で勝つためにできることとは!?
目次
- 第1章 住まいの常識を変える5つのメガトレンド
- 第2章 人口減少時代の自宅の選び方
- 第3章 自宅投資としての不動産の買い方・売り方
- 第4章 180度変わる資産性のある物件の選び方
- 第5章 2020年以後も東京に投資する理由
- 第6章 相続対策としてのマンション活用法
- 第7章 2020年以後も勝ち続ける資産組み替え戦略
はじめに
2012年12月に安倍政権が誕生し、アベノミクスと日銀の異次元緩和が実施されたことで、東京都心の分譲マンション価格は急上昇を続けてきた。
中央区、千代田区、港区の都心3区のマンション坪単価は、既に2014年年末の時点で2012年の底値から約4割上昇し、2007年につけたリーマンショック前のピークを上回るまでになった。私が2013年にダイヤモンド社より上梓した『マンションを今すぐ買いなさい』で予想していた通りの推移である。
不動産価格・株価などの資産価格が急上昇する一方で、日銀が金融政策の指標としている消費者物価上昇率は目標の2%に達していない。このため日銀の金融緩和は継続しており、不動産のローンに未曾有の資金が流れている。
しかし、価格の上昇は鈍化し始め、高値に対する警戒感が出てきたことは否めない。「山高ければ谷深し」なのか、「デフレ脱却による資産インフレ継続」なのか、いずれにしても重要な局面にさしかかっている。これからは買う側も売る側も、今まで以上に物件を峻別する目が必要になる。
まず初めに、これからの日本のマンション市場に影響を与える「確定的な未来年表」をご覧いただこう。
著者紹介
沖 有人(おき ゆうじん)
監査法人トーマツ系列のコンサルティング会社、不動産コンサルティング会社を経て、1998年にアトラクターズ・ラボ株式会社(現在のスタイルアクト株式会社)を設立、代表取締役に就任。住宅分野において、マーケティング・統計・ITの3分野を統合し、日本最大級の不動産ビッグデータを駆使した調査・コンサルティングを得意としている。