独身こそ自宅マンションを買いなさい
沖 有人(おき ゆうじん) 著
- 単行本:240ページ
- 出版社:朝日新聞出版
- ISBN-10:4023317381
- ISBN-13:978-4023317383
- 発売日:2018/09/20
- 商品パッケージの寸法:18.8 x 12.8 x 1.5 cm
日本に住む人の多くは「独身のうちに家を買う」という発想はなく「家は結婚してから買うもの」という固定概念があります。
2人に1人が“おひとりさま”になる人生100年時代を迎えた今、1人1人が自分の一生の生活を守り、より良い暮らしをするためには資産作りが必要です。
本書は、当社が運営するマンション情報サイト『住まいサーフィン』会員の純資産総額1兆円を増やし、著者自らも実践し、含み益1億円以上を得た“メソッド”を具体的に公開しています。
若い人ほど、現在までの常識を疑い、自分に「どのような選択肢があるか」を知り、自宅マンション購入で資産形成・質の高い暮らしを過ごすための方法をまとめた1冊です。
目次
- まえがき独身でマンションを買った人の「末路」
- 第1章おひとりさまで住むのが当たり前になる
- 第2章人生100年時代の分譲×賃貸シミュレーション
- 第3章外と知られていない「一生賃貸」のリスク
- 第4章自宅は「身の丈」で選ぶと損をする
- 第5章「独身のうちは賃貸」を疑え
- 第6章独身こそが「自宅投資」に有利な理由
- 第7章おひとりさまが資産を築ける物件選び
- 第8章「独身が家を買うリスク」についてお答えしよう
- あとがき「常識」を疑い、考えて行動する価値
はじめに
Kさんは都内の会社に勤める会社員の男性だ。スタイルアクトが運営する不動産情報サイト「住まいサーフィン」の会員であり、今年で31歳とまだ若いが、最初に家を買ったのは2013年9月、まだ20代半ばの独身時代だった。
「それまでは賃貸に住んでいたんですが、家賃を考えてオフィスからかなり遠い物件にしてしまったので、満員電車に乗って通勤するのが大変でした。たまたま品川駅近くでタワーマンションの分譲物件が販売されることを知って、買おうかと考えたんです」
興味を惹かれた物件は、新幹線が通り近い将来にリニアの発着も見込まれるJR品川駅の高輪側にあるタワーマンション。
品川駅周辺でも港南側(海側)にはタワーマンションが林立しているが、反対サイドの高輪側(丘側)は供給が限られている。Kさんがこの物件に関心を持ったのも、「品川駅徒歩圏で高輪側の物件の供給は限られている」という理由が大きかった。
よい判断だ。人気の場所でしかも新規物件の供給がほとんどないというのは、価格高騰の要件を満たしている。私の目から見ても値上がり必至の場所である。
著者紹介
沖 有人(おき ゆうじん)
監査法人トーマツ系列のコンサルティング会社、不動産コンサルティング会社を経て、1998年にアトラクターズ・ラボ株式会社(現在のスタイルアクト株式会社)を設立、代表取締役に就任。住宅分野において、マーケティング・統計・ITの3分野を統合し、日本最大級の不動産ビッグデータを駆使した調査・コンサルティングを得意としている。