クリオ南浦和弐番館のマンション評価

オススメの対象属性

ファミリー

このマンションの最も良い点

古い物件のため、和室がある。和室好きの人にとってはメリットがある。

このマンションの最も悪い点

築29年の物件であるため、マンションの耐用年数を考慮に入れると、残り55年程度しか住めない。このため30代前半の年齢の人が購入した場合、最晩年にもう一度引っ越しをしなければならない可能性がある。

評価詳細

住戸設計 1	見学した住戸の間取りは3LDKで、広さは58㎡。リビングルームは8畳で、隣の和室は6畳。共用廊下側の洋室は5畳と4畳という構成。本来2LDKとすべき広さの住戸を、無理に3LDKとしている印象を受けた。
住戸環境 3	南東向きの住戸を見学したが、日照条件は良好である。周囲は戸建て住宅が多いため、3階以上の住戸であれば眺望は問題ない。2つの洋室は共用廊下に面しており、プライバシーを守るために、室内では大きな声で会話できない。
使い勝手 2	キッチンと洗面室、トイレは近接して配置されており、生活動線には配慮されている。浴室に追い炊き機能が設置されている。和室には押入れがあるため、真夏の季節に布団や毛布を収納することができる。しかし築29年の物件のため、今後経年劣化が原因で、設備の故障が続くと思う。
共用部分 2	管理人は常駐しておらず、管理会社による巡回管理となっている。月額の管理費は10500円。エントランスにはオートロックやモニター付インターホン、宅配ボックスが設置されている。敷地内に平面や機械式の駐車場があるが、車の通路脇に駐輪場があり、歩車分離はされていない。エレベーターは1基のみであり、築年数を考えると、おそらく近年中にエレベーターの交換作業が実施されると思う。
周辺環境 3	浦和駅東口から徒歩16分の競馬場近くの住宅街に立地している。駅からは、やや遠い。駅前にパルコがあり、スーパーやアパレル店などが出店しており買い物環境に恵まれている。しかし、車で15分圏内に規模の大きな中核病院はない。なお、マンション敷地は水害リスクはない。
総合評価 2	明和地所が分譲した小規模マンションである。総戸数がわずか30戸のため、管理組合は資金繰り難に陥っている。また、仕様についても満足度が低い。駅からは離れた立地にあることから、購入需要は限定的だと考えられる。
コスト パフォーマンス 2	築29年のマンションであるため、資産価値は新築当時と比べて約30％下落している模様である。すでに、さいたま市内の中古マンション価格は下落が始まっており、さらに資産価値は下落する可能性がある。