リリーベル葛西のマンション評価

オススメの対象属性

ファミリー

このマンションの最も良い点

住戸設計のバランスは良い。3LDKだが、すべての個室が6畳以上の広さとなっており、家族全員が窮屈な思いをしなくて済む。

このマンションの最も悪い点

総戸数がわずか22戸しかない。年々、管理組合の資金繰り難が悪化していくことは、自明の理である。

評価詳細

住戸設計 4	見学した住戸の間取りは3LDKで、広さは80㎡。リビングルームは12畳、洋室は7.2畳が1室、6畳が2室という構成となっている。すべての個室が広く、住戸設計のバランスは良い。
住戸環境 4	南西向きの角住戸を見学したが、ベランダ周辺は低層住宅が多いため、日照条件と眺望は良好である。共用廊下に面する個室はないため、プライバシーは守られている。全住戸の3分の2は、角住戸となっている。
使い勝手 4	キッチンと洗面室、トイレは近接して配置されており、生活動線には配慮されている。ベランダにはスロップシンクがあり、掃除をするときに便利。玄関脇にトランクルームがある。リビングルームに床暖房、浴室には追い炊き機能が設置されている。また、浴槽の脇には手すりがついており、転倒防止対策がとられている。築16年の物件のため、室内からは少し古さを感じる。
共用部分 2	管理人は日勤で常駐している。月額の管理費は約17500円であり、高額だ。エントランスにはオートロックやモニター付インターホン、宅配ボックスが設置されている。敷地内に機械式駐車場がある。なお、駐車場への車の通路脇に、駐輪スペースが設けられており危険。2021年に大規模修繕工事を済ませているようだ。
周辺環境 2	葛西駅から徒歩7分の準工業地域に立地している。徒歩5分圏内にスーパーのまいばすけっと、ドラッグストア、コンビニ、銀行がある。また、車で13分の場所に東京ベイ・浦安市川医療センターがある。しかし、荒川が氾濫した場合、このエリアは広範囲に3メートル以上の高さまで浸水被害に遭う恐れがある。
総合評価 2	康和地所という会社が分譲したマンションらしい。住戸の仕様については満足できるが、共用部の仕様については満足度が低い。総戸数がわずか22戸のため、すでに管理組合は資金繰り難に陥っており、今後さらに悪化していくと予想できる。総合的に勘案して、購入意欲を減退させられる物件である。
コスト パフォーマンス 3	築16年のマンションだが、資産価値は新築当時と比べて約10％上昇している模様である。しかし極端な小規模物件であり、なおかつ水害リスクのあるエリアに立地することから、さらには資産価値は上がりにくいと考えられる。