少しのんびり購入を検討している人が、最も注意を要するのは
消費税の改定だと考えています。
政治や経済の都合で改定時期は未定ですが、消費税はいずれ上がります。
そこで起こることは駆け込み需要の勃発です。
団塊ジュニア世代が30代前半となり、購入層の仲間入りをした時期に
税率が上がることが想定され、改定幅によってはかなりのボリュームが
生まれかねません。
1996年の消費税改定では建物価格2%の差に需要が相当前倒し
されました。
改定時期が分かり、改定に間に合うなら、事業者は土地をかなり高値で
落札しに行くでしょう。そう、改定前の駆け込み時期には価格が一時的に
上がる可能性が高いのです。
こうして改定前後の価格差(例:建物相当分3000万円×2%アップ
=60万円)は相応に吸収されることでしょう。
それに駆け込むと施工品質に不安が出ます。優秀な現場監督や職人は
限られているからです。
消費税改定前のミニバブル期には周りに煽られて踊らされることなく、
避ける勇気を持つくらいのスタンスが賢明だと思います。
[第1号]消費税改定時期に注意
2004年10月04日