マンションセルフ評価方法
マンションを探すときに押さえておくべきチェックポイントをまとめました。
これをもとに検討中のマンションをチェックしてみましょう。
また、住まいサーフィンでは「ユーザーのマンション評価」を投稿することができます。
マンションセルフ評価方法を参考に中立公平に採点・コメントの投稿をお願いします。
目次
住戸設計(間取り・空間)
間取りチェックポイント
- 各部屋の大きさが5畳以上あるか
- リビングと廊下と各部屋の配置に、家庭内プライバシーがあるか
- 柱やドア位置とその可動部分を考慮し、デッドスペースが少ないか
など
空間チェックポイント
- 天井高は2450mm以上あるか
- 梁や下がり天井の位置を確認し、圧迫感を感じないか
- 出窓はあるとプラス、床段差があればマイナス評価
など
実践的なチェック方法
- 実際にインテリア配置を決めると、ドアの可動部分や窓の配置などの問題点が分かります
- 人の動線を幾重にも描くと、使い勝手が想像できます
- モデルルームで空間の圧迫感がないことを確認します
住戸環境(採光・眺望・プライバシー)
外部環境(採光・眺望)を活かしているか、プライバシーを保てるかを評価をします
外部環境チェックポイント
- 開口部の向き(やっぱり南向きがいい)、間口の広さ・高さ(ハイサッシ等)で採光条件はどうか
- 窓やバルコニーの配置を確認し、特に、水周りの通風やリビングからの眺望条件がいいか
- 角住戸やルーフバルコニーや専用庭はプラス評価
など
プライバシーチェックポイント
- コンクリート厚、床(例:二重床)・壁の構造などから隣戸・上下階との遮音性が充分か
- 玄関と共用廊下との位置関係によるプライバシーがどうか
- PS(パイプスペース)やエレベータ配置などから、他の居住者が出す音への配慮はなされているか
など
実践的なチェック方法
- 日影図を見せてもらい、日照条件(日照時間など)を確認します
- 構造や遮音性などはベテラン一級建築士などの専門家に相談します
など
収納・家事・設備条件
生活する上での使い勝手を自分たちの生活シーンを描きながら評価します。
収納チェックポイント
- 収納割合(標準は8%)や配置が適正であるか
- シューズインクローク・ロフト・床下収納・トランクルームの設置などはプラス評価
など
家事条件チェックポイント
- キッチン・浴室・トイレなどの水周りとバルコニーの大きさが適正であるか
- 生活動線がスムーズな配置であるか、生活音とプライバシーが分離されるか
など
設備条件チェックポイント
- セキュリティ・システムキッチン・内装グレード・床暖房・風呂の追い焚き機能などはプラス評価
- 生活動線を補う設備(キッチンでの湯張り・ディスポーザーなど)があるか
など
実践的なチェック方法
- 間取り図をコピーして、生活シーンごとの動線を描きます
(例:洗濯もの干し・アイロンかけ・ゴミ出し(特に生ゴミ)など) - 自分に必要な収納物とその面積・長さを洗い出して、収納に納まるかのシミュレーションを行います
など
共用設備・管理方式・敷地プラン
区分所有マンション特有の共用部分のプランニングを評価します。
共用設備チェックポイント
- 駐車場設置率・エレベータ台数(総戸数/エレベータ台数が70戸程度が望ましい)が適正か(多過ぎると管理費が不必要に上がるので注意)
- 最も必要性が高いのは、集会室とゲストルーム。これ以外では、水周り(温泉・噴水など)はメンテコストがかかるので避けたい
など
共用設備チェックポイント
- 駐車場設置率・エレベータ台数(総戸数/エレベータ台数が70戸程度が望ましい)が適正か(多過ぎると管理費が不必要に上がるので注意)
- 最も必要性が高いのは、集会室とゲストルーム。これ以外では、水周り(温泉・噴水など)はメンテコストがかかるので避けたい
など
管理方式チェックポイント
- 管理体制(24時間有人管理等)・管理単価(首都圏なら、購入坪単価÷1万円と管理費÷専有面積が同等程度が目安)等が適正か
- 管理会社の実績(管理戸数)・管理会社評価などをチェックします
など
敷地プランチェックポイント
- 外観(外壁)・エントランスが優れていること、配棟に無理がなく空地率が高いことはプラス評価
- 店舗・事務所・賃貸住戸併設、自分の住戸とゴミ集積室との位置関係の悪さはマイナス評価
など
実践的なチェック方法
- 共用部分と管理はマンションのグレードにより変わるので、分譲坪単価が同等の物件と比較してみます
- 共用する人たちの合意で管理運営が決まるため、販売センターの来場者からその方々のライフスタイルを想像してみます
など
駅や周辺環境・生活利便性
物件周辺の利用する駅と住まう街が快適か評価します
駅のチェックポイント
- 通勤・通学を考えた際のアクセスの良さ(時間距離と本数、利用可能路線の必要性)が満足できるか
- 駅から物件へのアプローチの所要時間・街並み・道路状況(歩車道分離・高速道路・嫌悪施設分布等)・自然環境等がいいか
など
生活利便性チェックポイント
- スーパー・コンビニ・小中学校・病院(特に内科・小児科)・大規模公園・娯楽施設等が整備されているか
- 駅の乗降客数・世帯増加数の多さ、人口密度・地価水準の高さ、再開発予定等から駅・街の将来性があるか
など
居住・周辺環境チェックポイント
- 窓先の周辺建物の建つ可能性は高いか(公園・学校・川などはその可能性が低い)
- 主に道路の騒音・振動・排気ガスに問題はないか、用途地域・周辺の土地利用状況等が住居系か、地盤は安定しているか
など
実践的なチェック方法
- 自分の足で現地周辺を散歩し、店に入り、肌でその街の生活実感をつかみ、その上で譲れない点が無いことを確認します
- 公立学校の水準が気になる場合には、地元の学習塾に問い合わせをすると、他校との比較で答えてくれます
など
総合評価
事業者とその他の項目で、プラスマイナスを評価します
事業者評価のチェックポイント
- 売主は欠陥があった場合の瑕疵担保責任があるので、破綻リスクを含めて信用おけるところか
- 施工会社の施工実績、破綻リスクなどから信用おけるところか
など
その他のチェックポイント
- 立地の稀少性があるか
(例:土地が滅多に出ない高級住宅地、駅前の絶好の立地、人気の街の最終開発エリアなど) - 周辺環境において、特筆すべき特徴を持っているか
(例:森の中にある環境に優れた物件) - プランニングに卓越したものがあるか
(例:周辺ではランドマークとなる一目置かれる物件)
など
実践的なチェック方法
- ユーザーによる売主評価(随時更新)や株価で売主の信頼性をチェックします
など
コストパフォーマンス
いい物件は価格が高いのが一般的ですが、売主の分譲価格設定ミスはあり、多くの人に安く感じられるようだとその転売価値は高く、逆の場合は値引きが行われる可能性もあり入居時に既に値引き後の価格となっているので雲泥の差となります。
購入する方はコストパフォーマンス(資産価値)には敏感であることが多く、この人気度を測った結果を参照することは重要な確認事項です。
実践的なチェック方法
相場価格をチェックします