東京都豊島区にお住まいの先輩ママに、1歳のお子さんが私立認可保育園に入園した際のことをお話していただきました。
杓子定規な対応の行政にイライラ
理由は家計のためです。夫がメンタル不調になってしまい、いつ本格的に仕事が出来なくなるかわからないので、働かざるを得ません。入園申込書の記入が子供の寝たあとにしかできず、記入も複雑なので、産後の頭がハッキリしない状態で大変な作業だと感じました。また、どこかには入れるようにと第9希望まで記入するため、いくつもの園に見学に行ったりしたので、入園までが大変だと思いました。行政は、入園前も後も問合せには丁寧に答えてくれる点がよいと思いました。ただ、夫のようにメンタル不調で診断書を出しても、疾病扱いとして短時間(9時から16時)でしか預けられませんでした。結果、療養中の夫が送り迎えをすることになってしまい、療養どころではなかったようです。杓子定規で、臨機応変に対応してはくれないというのが、悪い点だと思います。
親の育児を否定せず、アドバイスしてくれる園に感謝
事前に見学にいっていたこと、また上の子供を保育園へ預けた経験もあり、大きく思っていたのと違うという点はありませんでした。大変なのは、10キロの子どもを抱えて徒歩7分ほど歩くのが、思ったよりも体力を使うこと。子供はどんどん大きくなりますが、まだ歩かせるには時間がかかるので、結局抱っこしかない、というのが困りました。もう少し遠ければ自転車購入も考えましたが、かなり値が張るものなので難しかったです。園は、子どもに対していつも穏やかで、でもダメなことはどうしてダメなのかを伝えてくれているところがよいと思います。保護者に対しても、親のやり方を否定したりせず、こんなやり方もありますよ、とプロの目線からアドバイスしてくれます。決して押し付けがましくないのが、ありがたいです。また、お散歩のときには、お友達と手を繋いで歩くというルールのようで、手を繋ぐことに抵抗がなくなるのでとてもよいことだと思いました。事前準備としては、入園時の記入書類等は必ずコピー(写真でもいいですが、何だかんだ言っても紙が便利)をとること。毎年同じ形式の書類を記入させられたりするためです。また、服や持ち物の記名は必ずしなければならないので、入園時には記名方法、記名場所に指定があるか確認し、入園前に枚数を揃えておくのが大事です。
預けやすさや復帰後のことを考えるのも大切
息抜きは、通勤途中の電車内でマンガを読んだり、好きな音楽を聞くこと。ご褒美は、仕事中の休憩時間や帰宅後に、好きな抹茶ドリンクを飲むことです。子どものことを考えて、見学したり、下調べをするかと思います。もちろん日中子どもが過ごす環境も大切ですが、ご自身の預けやすさや復帰後に延長保育を利用しやすいか、といった点も大事かと思います。入園前に入園後の生活をイメージするのは難しいかもしれませんが、具体的にどのような流れで預けて、お迎えに行くのかをシミュレーションするのも大切です。最初は子どもと離れがたいかもしれませんが、案外、子どもはたくましく環境に適応します。心配しすぎないで、大丈夫です。