ユトリシア壱番街のマンション評価

オススメの対象属性

ファミリー

このマンションの最も良い点

大規模物件ならではの多種多彩な共有設備。

このマンションの最も悪い点

価格高騰を意識し、物件価格を維持するために最低限必要な設備や建具等のコストを落としていると思われる点。

評価詳細

住戸設計 3	70㎡から120㎡まで多彩な間取り。ただ、壱番街では4LDKは90㎡以上で、3LDKのほとんどが田の字型で工夫された間取りはほとんどない。各住戸の柱は室外に設置されるため、下り天井も少ないことと併せて、空間は思った以上に広い。100㎡越え住戸でもリビングを広めに取っているため各部屋は6畳未満であることは残念。
住戸環境 4	壱番街から五番街までの一部棟を除き、すべて南向きに配列されるため、採光は良好。ただ、四番街の南には既に人が住んでいない古い県職員住宅があり、将来新たな建物が建つ可能性は否定できない。また、各棟の間には広大な中庭や共用設備が配置されるため、プライバシー面でも問題はない。
使い勝手 3	壱番街を見る限り、各住戸には平均以上の収納がある印象。ただ、台所など2WAYの家事動線を有する住戸はなかった。設備面では標準設備がディスポーザーのみで、トイレのウオシュレットや床暖、浴室内やトイレ内の物置などはすべてない。これら備品面でのコストカットが顕著なのは仕方ないのか。
共用部分 4	巨大プロジェクト（大規模物件）ならではの多彩な共用設備が整っている。子供達が安全に遊べる遊具スペース、体育館やパーティルーム、バーベキュー、菜園、季節折々の植樹など居住する人達が生活を楽しむ環境は圧巻。駐車場はすべて自走式で、約7割が屋根付きとのこと、ただ、この駐車場は四番街や五番街の人には遠く、雨に濡れずに行くことはできない。
周辺環境 3	周囲は古い戸建て住宅に囲まれ、近隣住民にどうとけ込んでいくかが課題か。ただ、主要道路からも外れていて住環境は静か。最寄り駅は京成線実籾駅まで徒歩10分程度。不便とは言えないが千葉県内では総武線や京葉線沿線ではなく、車でのアクセスを考えると、生活利便性は今ひとつ。学校等の文教施設、スーパー等日々の買い物などで困ることはないが、地域的には花がない。
総合評価 4	野球場3～4個分の広大な大工場跡地にできた大規模物件。今後2年かけて「ユトリシア」は完成する。大規模なだけに数多くの共用施設を有し、様々なニーズに即した万人向けの物件。建設費高騰を設備面をカットし価格押さえた感じで、高品質・高級感は余り感じない。
コスト パフォーマンス 3	価格だけを見れば、2階70㎡程度で2500万くらいからとなるが、物件立地条件と標準設備のコストカットを考えた場合、特段コストパフォーマンスは高いとは思わない。