東京都杉並区にお住まいの先輩ママに、0歳のお子さんが私立認可保育園に入園した際のことをお話していただきました。
兄弟そろって同じ園にすんなり入園
ちょうど仕事も楽しくなったタイミングでしたので、やめるという選択肢はありませんでした。夫婦ともに親が遠方だったため、子どもを預けられる人はいませんでした。保育園は、入りやすいと感じました。上の子が保育園の入園を希望したのは2018年で、世の中では「保育園落ちた・・・」の衝撃がまだ残っている時期でした。落ちることも覚悟していましたが、実際には第一希望にすんなりと入園。周りでも、第一希望とはいかなくても、落ちたという話は聞きませんでした。後からわかりましたが、杉並区は待機児童対策に熱心に取り組んでおり、ちょうど上の子の入園のタイミングで待機児童が0に。偶然でしたがとてもラッキーなタイミングだったようです。下の子も、兄弟児ということで同じ園に入園ができ、保活で困ったということがありません。区の対応は、基本的に問い合わせても丁寧に応えてくれますし、子育て支援券が支給される点、ファミリーサポートなどのサービスも充実している点など、良い点が多いと思っています。
働き方や価値観を見つめなおすことが大切
幼児クラス(3歳)からは、縦割り保育がメインとなるため、お兄さんお姉さんのペースで行事や普段のプログラムが進んでいる点が気になりました。また、保育士さんから「病院に行ってください」と言われる時がありますが、「病院に行ってからじゃないと預かりません」という場合と、「よければ病院に行ってください(預かりはします)」という場合があり、はっきり言われないので、預かってもらえると思って登園したら、預かってもらえず仕事に支障が出たことが何度かあります。良い点は、担任以外の先生も子どもの名前を覚えてくれていて、園全体で保育に関わってくれていると感じること。また、基本的なマナーをきちんと教えてくれること。外から帰ったら手を洗う、挨拶をする、食事の前はテーブルを拭く、お手伝いをするなど。悪い点は、言葉使いがきつい先生がいて、本人は普通に話しているつもりのようですが、子どもが怒られていると感じるようで萎縮してしまうことがあります。事前に準備しておくことは、自分の働き方や価値観を考えておくことでしょうか。私は、上の子が入園する当時は、会社にはフルタイムで働くママしかおらず、保育園も20時まで預かってもらっている人もザラにいる環境でした。私もそのような働き方が当たり前だと思っており、朝から晩まで子どもを保育園に預けていましたが、子どももしんどそう、自分もしんどいという状況が続きました。それでもこうやって働くのが当たり前なのだ、もっと頑張っている人がいるんだと思って、目の前のしんどさに目を背けて働いていました。その後、下の子を妊娠し、産休に入ったタイミングで上の子も短時間保育になりました。すると、上の子が体調を崩さなくなっただけでなく、情緒も安定し、家庭でのふれあいが足りなかったと気付かされました。下の子の入園からは、時短勤務に切り替え、できるだけ子どもとの時間を作るように心がけています。
リモート会議に子供が乱入すると激怒する夫!
息抜きは、帰って仕事を始めるまでのちょっとした時間での家事。ご褒美は休憩中のコーヒーとおやつ。夫もリモートワークなので、急な会議や変則的なアポイントに応じて、送り迎えを代わってもらえるのは良かったと思います。ただ、リモート会議などをしている時に、子どもが乱入すると、尋常じゃないくらい怒るのでやめてほしいと思いました。そんなに大切な会議ならカフェなどでやってくれと言っています。これから入園される方へは、行政によってまだまだ待機児童数に差がある現状なので、お住まいの地域の待機児童対策などをしっかり確認してほしいと思います。保育園はあくまで保育園で、子どもはやはり親が一番好き。子ども親も無理することなく、日々を過ごすために、保育園をうまく頼ると良いと思います。