東京都八王子市にお住まいの先輩ママに、1歳のお子さんが私立認可保育園に入園した際のことをお話していただきました。
双子で入れる園を紹介してくれた行政に感謝
家計のため働かざるを得なかったのが、一番の理由です。保育園入園のために仕事を探そうとハローワークへ相談したところ、「双子の０歳児がいるなら、預け先を見つけないと就職は難しい」と言われ、かなりあせりました。その後、求職中でも保育園に応募ができることがわかり、保育園を利用しようと思いました。保育園は、入りやすかったです。私が住む市では、両親でなく、母親の仕事状況だけがポイントとして加算されるので、パート勤務や求職中でも入りやすいと感じました。他の市のように両親の仕事状況でのポイント加算制だとしたら、我が家の状況では希望園にはまず入れなかったと思います。市役所に、双子でも確実に一緒に入れる保育園があるか相談したところ、親身になり、昨年度のデータを参考に「求職中」でも入れそうな保育園をいくつか教えてもらえました。市役所は、冷たいイメージを勝手にもっていたので、とてもホッとしたのを覚えています。悪い点は、特に思いつきません。
双子が交互に体調をくずし、会社への謝罪が辛かった！
トイレトレーニングは、家よりも過ごす時間が多い保育園が中心になっていくと思っていましたが、たくさんトレパンを用意するよう言われたにも関わらず、1枚濡れるとすぐに紙パンツに替えられてしまい、全く進みませんでした。土日に順調に進んでいても、平日には後戻り…の繰り返し。3歳児クラスのゴールデンウィークに綿パンツで3日間過ごし、一気にオムツを卒業させました。双子のため、入園当初は交互に体調を崩しては休み、慣らし保育がなかなか進まず、他の子の２倍日数を要しました。子供が体調を崩す度に、職場に謝罪の連絡を入れることが、申し訳なく思っていました。夫が事故で入院をしたことがあり、その辛かった時に「私たちに出来ることがあれば、なんでも言ってくださいね」といろいろな先生が声を掛けてくださり、涙が出ました。悪い点としては、乳児クラスの頃によく小さな怪我をすることがあったのですが、「見ていなくて、詳細が分からない」と言われることが時々あり、違和感を抱きました。お友達とのトラブルなどで子供が怪我をした際に「怪我をした側」にも「怪我をさせてしまった側」にも名前を出して伝える決まりがあり、園で起きた怪我を防げなかったのは、保育者の責任なのになと感じることもありました。一方、保育園に預ける保護者は、仕事をしているので、「〇〇ちゃんに怪我をさせてしまいました」と伝えられても、その相手の保護者と会える機会がなく、そのままになることも多かったです。事前に準備する物に関しては、説明会で丁寧に教えてもらえたので、特にありませんでした。あえて言うならば、子どもが熱を出して仕事を休む場合の「心の準備」くらいでしょうか。
保育園は、できないことができるようになるステキな場所
子どもが1歳児の頃は、毎週金曜日に両親が迎えに来てくれていました。そのまま、夜ご飯は母が作ってくれ、一週間の疲れを癒していました。以前は子どもと一緒に就寝していましが、子どもが5歳になった今、土曜日の夜には（金曜日の夜は、未だに寝落ちします）コンビニスイーツを食べながら、テレビやSNSを見てのんびり過ごし、息抜きが出来るようになりました。夫は朝が早い仕事のため、基本的には保育園に連れていくことも、お迎えに行くこともなく、５年間保育園に通っていて数回だけです。かと言って、家事を手伝ってくれることもあまりないため、ほぼ私が一人でやっているのが現状で不満だらけです。保育園の送迎にパパが来ているのを見ると、羨ましくなります。保育園は、親も羨むほど、楽しいことや素敵な経験をさせてくれる場です。入園当初は、親の方が不安だらけでしょうが、子どもはあっという間に保育園が「楽しい場所」だと気づき、お友達や保育者と笑顔で過ごせるようになりますので、子どもや先生を信じて、ドーンと構えていましょう。保育園で過ごす長い年月は、一生のうちでとても濃い年月となります。仕事をしながらの育児は大変ですが、子どもが卒園する頃になると、寂しくてたまらなくなります。毎日泣いて過ごしていた我が子も、いつの間にか楽しかったことを「おしゃべり」してくれるようになり、大好きなお友達もできて、大嫌いだった野菜も食べられるようになりました。できなかったことが、できるようになる。そんな発見がたくさんある日々、保育園に子供を通わせられて、今は本当に幸せです。必ず、素敵な生活が待っているので、楽しみにしていて下さいね。
