神奈川県横浜市金沢区にお住まいの先輩ママに、0歳のお子さんが私立認可保育園に入園した際のことをお話していただきました。
入園前はどうなることかと戦々恐々…
保育園を利用しようと思ったのは、家計のため、フルタイムで共働きする必要があったからです。また、家族以外のコミュニティの中で、人との関わりやさまざまな経験をして遊びながら学んでほしかったというのもあります。保育園は、当初予想していたより入りやすいと感じました。第1子の保活の際、役所で「0歳入園が確実。それ以降は難しい」「希望は枠からはみ出してよいので、できる限りたくさん書いてほしい」と言われ、戦々恐々としていました。しかし蓋を開けてみれば、第1志望に決まり、定員も埋まっていませんでした。コロナの影響もあると思いますが、意外と入りやすいのだなと感じました。行政の良い点は説明会や相談に行った際の説明がわかりやすく、選定のルール・基準も明確で納得感があること。悪い点はとにかく保育料が高いこと。
保育園は楽しみな場所だと伝えることが大切
想像と違ってギャップを感じたことは特にありませんでした。不満をあげるとしたら、もっとDXが進んだらいいのにと思います。例えば、欠席連絡がアプリでできたり、土曜保育などの申請がペーパーレスでできれば、もっと便利だと思います。苦労したのは、行き渋りへの対応。朝の時間が限られる中、あの手この手で「もっとママといたい」を伝えてきます。もちろん嬉しい気持ちもありますが、毎朝遅刻ギリギリで優しく対応できないことも多く、朝から体力も精神的にも消耗します。園の良い点は、子どもの自主性や好奇心を大事にしてくれるところと、チームでの情報共有がしっかりしているところ。逆に悪い点は、年齢が上がってくるにつれ、ケガや友達とのケンカなどが多くなり、必ずしも目が行き届いていないことが増えることです。良いルールは、ケンカをしたとしても余程のケースでない限りは加害者が誰なのかを被害者の保護者に明らかにしないこと。悪いルールは特にありません。入園準備は特にしませんでしたが、平日に子どもとゆっくり過ごせる時間を堪能することは大切だと思いました。子どもが小さくとも、絵本などを使って保育園に行くことが楽しみになるような伝え方をすることも大事です。
パートナーには根気強く子どもに接してほしい!
時々土曜保育を利用し、家で一人ひたすら寝たり、友人に会ってカフェでゆっくり過ごしたりすることがあります。パートナーの良い点は、子どもの考えに向き合い、成長を一緒に喜んでくれること。悪い点は、自分も同じですが、時々余裕がなく感情的になってしまうことです。改善してほしいこととしては、子どもとの遊びにもう少し根気強く付き合ってあげてほしいと思います。「保育園に通わせる選択をしてよかった」と自分が思うためにも、いろいろな園を実際に見学に行くことをおすすめします。保育園の先生方は、子どもの成長を一緒に見守ってくれる強力なパートナーです。どんな人、環境に子どもを預けたいかを考え、ぜひ納得したうえで預け先を選んでください。