大阪府大阪市北区にお住まいの先輩ママに、0歳のお子さんが公立認可保育園に入園した際のことをお話していただきました。
人気校区で子供が多いエリアは苦戦する
給与や福利厚生のことを考慮し、このままフルタイム正社員で仕事を続けたいと考えたため。また、母親がフルタイム正社員で私を育て上げたので、自分もそうするのが当然だと思っていました。保育園は、入りにくいと感じました。住んでいる地域は、小学校の人気校区でタワマンが多く建設されているせいか、子供の数が多いです。また、保活で様々な保育園を見学しましたが、園庭がなく、手狭な園が多い印象でした。少しでも伸び伸びできる園を、と第一希望で出した保育園は、人気なため兄弟枠で埋まってしまい、結果として第4希望の園に決まりました。保育園の数が十分でない問題は以前からあったせいか、区役所の方へ質問しに行くと親身になって対応してくれました。ただ、毎回待ち時間が長いのがネックです。
外遊びが少なく、お昼寝が長いのが難点
あまり期待せずに入った保育園だったせいか、入園してからは良い先生に巡り合い、子供に寄り添った保育をしてくれたと感じ、満足感が大きいです。入園1年目は、毎月なにかしらの病気にかかり、仕事を休むか、子供の世話をしながら仕事をしなければならなかったのが大変でした。先生方は、面談や日々の会話で保育園での様子を共有してくれたり、子供の行動にどう接すればいいのかわからなかった時に、どうすればいいのか一緒に考えてくれました。ただ、お迎えの際、「元気でした」だけの内容で引き渡しされるときがあるので、それは残念です。園では、行事や発表会などをキチンと開催してくれます。衣装も先生方が頑張ってとてもかわいくしてくれます。お昼寝の布団はリース、オムツを持って帰る必要がないなど、親の負担が少ないのも良いと思います。良くないルールは、外遊びが少なく、1日園内で過ごすことの方が多いため、体を目一杯動かすことが少ないこと。また、お昼寝の時間が長いと感じます。子供は体力があるせいか、お昼寝の時間が暇なようで可哀想です。そして、保育時間内で実施してくれる習い事(英会話など)の月謝が現金払いなこと。小銭がない時、用意が手間です。入園前には、仕事復帰後のタイムスケジュールを具体的に考えておくべきだったと感じました。朝の送り時間は、子供がぐずって時間がかかったり、残業でお迎えが遅くなることが多々あります。そうなってもパニックにならないよう、夫側の協力や家事の簡素化を考えておけばよかったと思いました。
保育園に入園できたら終わりじゃない、その後が大事!
現在はパート勤務なので、勤務日以外の日にホットヨガに通ったり、家で海外ドラマを観たりしてリフレッシュしています。保育園へ早めにお迎えに行き、子供と二人でお出かけすることもあります。最近は消防署に行って、途中でたい焼きを買うことが多いです。時間がある時は夫が子供の相手をしてくれます。釣りなど、私が経験させてあげられないことを夫がさせてあげているのが良い点です。ただ、育児家事共に、分担比率が私の方が高いと感じます。夫の方が仕事をしている時間が長いせいもありますが、休日の不在、長期不在などが続くと、とてもつらいです。今一度、仕事をしながら家事育児とどう向き合えるのか考えてください。保育園に入園できたらOKではなく、その後の方が大事です。私はフルタイム正社員で復帰しましたが、子供の度重なる病気、夫の不在、仕事のストレスが重なり、働き方を考え直し、パートに変えました。家族の協力や自分自身の特性もあるので、何がいいとは言えませんが、「私が頑張ればなんとかなる」はいつか崩壊すると思います。お母さん、お父さんが笑っていられることが、子供にとっても嬉しいことだと思います。